平屋の新築一戸建てで失敗しないための注意点とは?西尾市・蒲郡市の平屋事例も紹介
愛知県西尾市・蒲郡市で平屋を建てたいとお考えではありませんか?近年、注文住宅市場では平屋を選ぶ方が増えており、平屋を検討する方も多くなっています。しかし、平屋は気をつけておかなければ後悔してしまう間取りや仕様になってしまう可能性も。そこで今回は、平屋の新築一戸建てで失敗しないための注意点を解説します。是非ご一読ください。
平屋の新築一戸建てで失敗しないためのポイント6選
平屋の新築一戸建てを考えている方に、失敗しないために気をつけたいポイントを紹介します。
生活動線の良い設計を取り入れる
平屋を建てる際は、家事がしやすく、暮らしやすい生活動線を意識しましょう。キッチンとパントリー、洗濯機置き場と物干し場が近ければ、行ったり来たりする手間が省けます。また、通勤時は着替えを置く場所、身だしなみを整える場所の流れを考えておくとスムーズでしょう。来客がある場合は、どこを通ってもらい、どのように過ごすのかまでシミュレートしておくのがおすすめです。
防犯・プライバシーを考慮する
平屋を建てる際は、防犯やプライバシーを考慮しておきましょう。2023年の一戸建ての侵入被害では、窓ガラスを破って侵入したケースが全体の35.8%を占めています。平屋の窓には、補助錠や防犯フィルムを取りつけたり、防犯ガラスを採用したりするのがおすすめです。
また、平屋は通行人や隣家から室内が見えやすいため、プライバシーを確保する必要があります。外からの視線を遮るには、建物の間取りや窓の位置を工夫したり、植栽やフェンス、塀などの目隠しを使用したりするといいでしょう。
参考元:警察庁|住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威
>>参考コラム:西尾市と蒲郡市の治安は?家づくりにおすすめのエリアを紹介
日当たり・風通しを考える
平屋を建てる際は、採光や風通しを意識したつくりにすることが重要です。平屋は2階建てと比べると低いため、周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなる場合があります。採光を考えて窓を設置したとしても、周囲に高い建物があれば光は入りにくくなります。建物をコの字やロの字型にして中庭を設けたり、高窓をつけたりするのがおすすめです。
>>参考コラム:【西尾市・蒲郡市】注文住宅のパッシブデザインとは?建築家と住みやすい家づくりをしよう
収納スペースを確保する
間取りを検討する際は、家族の人数に合わせた所有品の収納スペースをしっかりと考えておきましょう。平屋は2階建てと比べて広い敷地を必要とします。ワンフロアにすべての機能を納めなければならないため、敷地面積の多くを居室スペースに割り当て、収納スペースが小さくなりがちです。スペースが限られる平屋では、屋根と天井の間の小屋裏を収納として活用するものおすすめです。
断熱性能・気密性能にこだわる
平屋をつくる際は、断熱性能にこだわり、外気温の影響を受けにくい家づくりをしましょう。平屋は2階建てと比べると床面積が大きい傾向にあるため、床下の熱が伝わりやすく、2階部分がないため屋根からの熱が伝わりやすいと言われています。壁内や床、屋根の断熱をしっかり行い、断熱性能の高い窓を選んで、住宅の断熱性能を向上させましょう。
しかし、せっかく断熱性能を高めても、気密性能が低いと外気温の影響を受けやすくなってしまい、断熱性能の効果を十分に発揮することができません。断熱性能と同時に気密性能を高めることが重要です。
リキューでは、国の省エネ基準を大きく超えた断熱性能や高い気密性能を持つ住宅を標準仕様としています。一年中快適で、過ごしやすい平屋を建てたい方は是非ご検討ください。
>>参考コラム:注文住宅で重視すべき断熱性能とは?西尾市・蒲郡市で快適な暮らしを実現しよう
水害の起きにくい敷地を選ぶ
平屋を建てる際は、水害が起きにくい土地を選ぶ、という点が重要です。洪水や津波が起きた際、平屋は2階に家財を運んだり、家族を避難させたりすることができません。土地を探す際はハザードマップなどで水害の被害想定に関する情報を確認しながら、水害のリスクが低い高台などを選びます。相続した土地などで水害の被害が心配な場合は、基礎を高くしたり、盛り土をしたりするなどして対策を講じておきましょう。
>>参考コラム:西尾市で水害や地震に強いエリアは?注文住宅の耐震性にこだわる方必見
>>参考コラム:蒲郡市で水害や地震に強いエリアは?注文住宅の耐震・水害対策も紹介
平屋と2階建てのどちらにするか決めるには?
平屋と2階建てのどちらがいいかは、家族構成や土地の広さ、周辺環境や予算などの条件によります。生活のすべてをワンフロアで完結できる平屋は、乳幼児や高齢者のいる家庭にとって住みやすい家です。間取りの上では、2階部分を支える必要がないため、大空間をつくりやすい特徴があります。ただし、同じ延床面積を持つ2階建てと比べて、基礎や屋根が大きくなるため、建築費用が高くなりやすい点に注意しましょう。
一方、2階建ては1階と2階を生活空間と寝室に分けやすく、家族間でのプライバシーを確保しやすい特徴があります。同じ延床面積の住宅なら、2階建ての方が敷地の広さを必要としないため、建築コストを抑えられるでしょう。
>>参考コラム:西尾市・蒲郡市で家を建てるなら平屋?二階建て?特徴や検討ポイントを解説
近年平屋は新築一戸建てで人気の選択肢に
近年平屋は、新築一戸建てを考える方に人気の選択肢となっています。家族の人数が少ない世帯や高齢者世帯の増加が要因と言われています。階段の昇り降りが必要ない平屋は、高齢者になっても住みやすい家です。また、平屋は屋根や外壁のメンテナンスがしやすいメリットがあります。さらに、近年はおしゃれなデザインの平屋が増えており、伝統的な平屋のイメージが覆されたことが、人気の理由となっているのです。
平屋は安全性が高い?
平屋は2階建て以上の家に比べ、地震や台風などが襲来した場合に倒壊しにくいと言われています。階段がないため事故のリスクが少なく、火災時も2階に取り残される心配がありません。ただし、平屋なら絶対に安全というわけではありません。安心して暮らすためには、家づくりの際に災害の起こりにくい土地を選び、耐震性を高める工夫が必要です。
リキューでは、全棟で許容応力度計算を実施した耐震等級3を標準仕様としています。
リキューが手掛けた平屋の事例
ここからはリキューが実際に手掛けた平屋の事例を紹介します。平屋を建てる際の参考にしてみてください。
中庭から光が差し込む平屋
玄関横にインナーガレージを設けたこちらの平屋。道路に面する側からは室内の様子が見えないよう、高窓のみを設置しました。
建物はロの字になっており、玄関横に中庭を設えました。外からの視線を気にせずに、光が差し込む明るい室内を実現しています。また、勾配天井にすることで、室内に抜け感が生まれ、リビングに開放感がもたらされています。
アウトドアリビングのある平屋
道路に面する側には窓を最小限にしたこちらの平屋。玄関ポーチには目隠しとなる壁を設置しているため、出入りの際に家の中が見えることはありません。
南側に面するリビングの向こうには三河湾が広がり、庭をアウトドアリビングとしても活用できます。外と室内が一体化したような暮らしができるのも平屋の魅力です。
>>参考コラム:おしゃれな平屋の外観づくりのコツは?西尾市・蒲郡市の施工事例や相場も紹介
西尾市・蒲郡市での平屋の建築はリキューにお任せください
リキューでは建築家が手掛けるデザイン、高断熱・高気密・高耐震の高性能住宅を、手の届きやすい価格で提供しています。こだわりをつめこんだ、おしゃれな平屋を建ててみませんか?西尾市・蒲郡市で平屋をお考えの方は、リキューで開催している家づくり勉強会やモデルハウス見学会へ是非ご参加ください。
>>西尾市・蒲郡市で建築家と建てる理想の平屋!リキューの家づくりについてはこちら
著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英
保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。
記事監修者:一級建築士 大沼 冴子
工学部建築学科卒業、店舗設計会社、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、官公庁の施設・住宅や工場・大規模倉庫など幅広い建築意匠設計に携わる。
現在は設計経験を活かした商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通した工務店支援に加え、大学の非常勤講師として環境設計の講義を受け持っています。