| 金融機関 | 変動金利 | 3年固定 | 5年固定 | 10年固定 |
|---|---|---|---|---|
| 西尾信用金庫 | 年1.200% | 年2.250% | 年2.600% | 年3.200% |
| 蒲郡信用金庫 | 年1.400~3.375% | 年2.400~5.450% | 年2.750~6.100% | 年3.100~6.400% |

西尾市・蒲郡市で住宅ローンを検討するとき、候補になりやすいのが西尾信用金庫(にししん)と蒲郡信用金庫(がましん)です。どちらも地域に根ざした金融機関ですが、適用金利、優遇条件、団体信用生命保険、保証料などに違いがあります。
この記事では、各金融機関が公表している2026年10月の情報をもとに、住宅ローン金利と比較時の注意点を解説します。金利は毎月見直され、審査や取引条件によって実際の適用金利が変わるため、記事内の数値だけで借入先を決めず、必ず最新の見積もりを取得してください。
にししん・がましんの住宅ローン金利比較

2026年10月に公表されている主な新規住宅ローン金利は次のとおりです。
西尾信用金庫は最優遇金利、蒲郡信用金庫は審査等によって決まる金利幅の表示です。数字の低い部分だけを見て単純比較はできません。西尾信用金庫の最優遇金利には給与振込、クレジットカードの決済口座、カードローン契約、アプリ登録などの条件があります。蒲郡信用金庫も審査などによって融資利率が決まります。
また、団信の保障を手厚くすると金利が上乗せされる場合があり、保証料や事務手数料も別途必要です。「表示金利が低い金融機関」ではなく、「自分に適用される金利と諸費用の合計」で比較しましょう。
西尾信用金庫公式:住宅ローン金利プラン
蒲郡信用金庫公式:ローン金利一覧
2024年より住宅ローン金利は上昇している
この記事を最初に公開した2024年8月時点では、西尾信用金庫の変動金利を年0.650%として紹介していました。2026年10月の最優遇金利は年1.200%で、同じ金融機関でも2年間で条件が大きく変わっています。
住宅金融支援機構の2026年1月調査では、実際に利用した住宅ローンは変動型が75.0%と多数を占める一方、前回調査より4.0ポイント減少し、固定期間選択型と全期間固定型が増えました。今後1年間で金利が上昇すると予想する利用予定者も62.0%でした。
変動金利の低さだけで選ぶのではなく、金利上昇時にも返済を続けられるか、固定金利にした場合の安心感にいくら払うかを考える局面になっています。
金利差で毎月返済額・総返済額はいくら変わる?

4,000万円を35年間、元利均等返済、ボーナス払いなしで借りた場合を試算します。手数料、保証料、団信上乗せ、繰上返済は含みません。
| 金利 | 毎月返済額 | 総返済額 | 利息総額 |
|---|---|---|---|
| 年1.2% | 約11万6,700円 | 約4,901万円 | 約901万円 |
| 年1.4% | 約12万500円 | 約5,062万円 | 約1,062万円 |
| 年2.0% | 約13万2,500円 | 約5,565万円 | 約1,565万円 |
| 年3.0% | 約15万3,900円 | 約6,465万円 | 約2,465万円 |
年1.2%と年1.4%の差でも、総返済額は約161万円変わります。年1.2%と年3.0%では約1,564万円の差です。ただし変動金利は35年間同じ金利が続くとは限らないため、この表は金利差の影響を理解するための参考値です。
岡崎信用金庫なども含めて比較する
西三河では岡崎信用金庫や名古屋銀行なども候補になります。岡崎信用金庫が2026年9月に公表したマイホームローンの店頭金利は、変動金利が年3.325%、10年固定が年5.150%で、各種金利プランを利用できると案内されています。
店頭金利からどこまで優遇されるかは、勤務先、年収、自己資金、物件、取引条件、審査結果などによって異なります。少なくとも2~3社へ事前審査を申し込み、同じ借入額・期間・団信条件で比較すると違いが見えやすくなります。
住宅ローンは金利以外の6項目も比較する

- 保証料・融資事務手数料を含む初期費用
- 一般団信、がん団信、三大疾病などの保障内容と上乗せ金利
- 一部繰上返済・全額繰上返済の手数料
- 固定期間終了後の優遇幅と手続き
- 変動金利の見直し時期と返済額変更のルール
- 土地の先行融資、つなぎ融資、分割実行への対応
注文住宅では、土地代、着工金、中間金、完成時残金など支払いが複数回に分かれることがあります。表示金利が低くても、つなぎ融資の利息や手数料を含めると総額が高くなる場合があるため、建築スケジュールに対応できる商品かも重要です。
変動金利と固定金利はどちらを選ぶ?
変動金利は借入時の金利を抑えやすい一方、将来の金利上昇で返済負担が増える可能性があります。全期間固定金利は返済額を確定しやすい一方、借入時の金利は変動型より高い傾向があります。固定期間選択型は一定期間の返済額を固定できますが、固定期間終了後の条件確認が必要です。
次のような考え方で整理すると選びやすくなります。
- 金利上昇時にも家計に十分な余裕がある:変動型を検討しやすい
- 教育費など将来支出が多く返済額を確定したい:固定型を検討しやすい
- 自己資金や繰上返済余力がある:金利変動への対応策を取りやすい
どの金利タイプが正解かは世帯ごとに異なります。現在の返済額だけでなく、金利が1~2%上がった場合の返済額も試算して判断しましょう。
西尾市・蒲郡市の家づくりと資金計画を相談する

住宅ローンは、借りられる金額ではなく、無理なく返せる金額から考えることが大切です。リキューでは土地・建物・外構・諸費用まで含めた総予算を整理し、金利が変わった場合も含めて資金計画を検討します。
金融機関ごとの条件を比較したい方や、土地購入と注文住宅の支払いスケジュールが不安な方も、早い段階でご相談ください。
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著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英
保有資格:二級建築士、二級施工管理士、増改築相談員、耐震診断員、愛犬家住宅アドバイザー
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師