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注文住宅における第三者評価制度の種類やメリットを解説!西尾市・蒲郡市の土地情報も

注文住宅を建てるうえでチェックしておきたい第三者評価制度について解説します。知っておけば住宅性能を比較検討しやすくなるだけでなく、補助金や税制優遇などのメリットにつながることも。後半では西尾市と蒲郡市の気候や、断熱性能の目安となるUA値についても触れていますので是非お役立てください。

 

注文住宅における第三者評価制度とは?

住宅性能を評価する方法はいくつかありますが、対象の建物を販売する事業者自身が評価する「自己評価」に対し、第三者機関が評価・認定する制度を「第三者評価制度」と呼びます。法律などで定められた基準で第三者が評価するため、注文住宅を建てるときの安心につながります。

次項からは第三者評価制度の種類と、それぞれにどのようなメリットがあるのか紹介していきましょう。

 

長期優良住宅認定制度

まずは登録住宅性能評価機関や都道府県や市町村などの所管行政庁から認定を受けられる「長期優良住宅認定制度」についてです。長期優良住宅とは「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅」のこと。「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づいて認定されます。長期にわたり住み続けられるような構造や設備があるか、自然災害への配慮がなされているかなど、大まかに分けて全5項目の認定基準があり、そのすべてにおいて対策を講じなければなりません。

長期優良住宅として認定を受けるには性能を向上させることが必要なため、一般住宅よりも建設費が割高になることもありますが、税の特例措置や地震保険料の割引、住宅ローン金利の引き下げなどのメリットを受けられる可能性があります。着工前の申請が必要になるので、認定を受けるべきか、工務店や住宅メーカーによく相談するようにしましょう。

なお、リキューでは断熱等級や耐震等級で長期優良住宅の基準以上を満たす家づくりを行っていますので安心してご相談ください。

参考元:国土交通省|住宅:長期優良住宅のページ

参考元:一般社団法人住宅性能評価・表示協会|長期優良住宅とは

参考元:一般社団法人住宅性能評価・表示協会|長期優良住宅認定制度の概要について

 

低炭素建築物認定制度

「低炭素建築物認定制度」では着工前に技術的審査を受け、所管行政庁が認定を行います。低酸素建築物とはCO2の排出を抑える仕組みがある建築物のこと。2012年から制度が開始され、「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」に基づいて認定されます。2020年10月に政府がカーボンニュートラルの推進を宣言したことや、2021年頃から燃料不足などによる電力不足が注目されたことを背景に、2021年以降は認定件数が増加傾向です。

低炭素建築物として認定されるには、エネルギー消費量削減など3つの必須項目と、節水対策やヒートアイランド対策など5つの選択項目のうち1つを講じることが必要です。

認定されることによるメリットはいくつかあり、登録免許税優遇や補助金の対象となるほか、一般住宅は2024年以降対象外となる住宅ローン控除も引き続き受けることができます。また容積率が緩和されるので、同じ敷地面積でも一般住宅より広い家を建てることが可能です。

ただし、原則では市街化区域内に建てられる住宅が認定の対象となるので、都市計画図などを参考に、建設予定地が市街化区域に該当するか確認しましょう。

参考元:一般社団法人住宅性能評価・表示協会|低炭素建築物とは

 

住宅性能表示制度

「住宅性能表示制度」は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき国土交通省に登録された第三者機関が住宅の性能を評価・表示する制度です。目視では調べにくい内容などを含め、最大10分野の性能が統一されたルールで評価されるため、一般消費者でも住宅性能を比較検討しやすくなります。また、設計図に住宅性能評価書を添付して契約することで、その評価書の性能で契約したということを証明できます。

住宅性能表示制度のメリットとして、住宅ローン金利の優遇や地震保険料の割引が適応される可能性があることがあげられるでしょう。また、万が一欠陥住宅などのトラブルが起きたときは国土交通省指定の「指定住宅紛争処理機関」に対応を依頼することができ、紛争の対応をしてもらえるので安心です。

参考元:国土交通省|住宅性能表示制度の概要(令和5年12月改訂版)

参考元:一般社団法人住宅性能評価・表示協会|住宅性能表示制度とは

 

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)

BELS(ベルス)は建築物の省エネ性能を表す第三者認証制度の1つです。事前に登録を受けた機関が省エネ性能を客観的に評価し、星マークの数により5段階で表されます。

評価の指標は2つあり、外壁や開口部の断熱・遮熱性能からみる外皮性能と、設備機器の性能や仕組みで大きく評価が変わる一次エネルギー消費量です。このうち外皮性能はUA値(外皮平均熱貫流率)やηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)で表されます。日本は地域によって気温の差が大きいため、気候などを基に地域区分が設定されており、それぞれに指定された数値以下にUA値やηAC値を抑えなければなりません。

BELS取得には費用が掛かりますが、認定されれば補助金を利用できる可能性があるほか、物件価値のお墨付きが出ていることになるため売却時に高値がつくこともあります。

参考元:国土交通省|建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度

 

西尾市や蒲郡市で第三者評価制度を受けるには

西尾市と蒲郡市は愛知県の南部に位置します。名古屋市中心部まで1時間弱という利便性ながら、豊かな自然に囲まれたエリアです。いずれの市も年間を通じて温暖な気候で、冬も雪が積もることはほとんどありません。ただし夏場には38度以上になることもあり、家の断熱性能を高めることが、快適な生活につながるといえるでしょう。

西尾市や蒲郡市の地域区分は6で、ZEH基準とHEAT20のUA値は下記のとおりです。なお、UA値は「熱損失量(w/k)÷外皮面積(㎡)」という式で求められ、数値が低いほど断熱性能は高くなります。

地域区分

ZEH基準の
UA値

HEAT20
G2のUA値

HEAT20
G3のUA値

6

0.6

0.46

0.26

※UA値(W/㎡・K)

また、西尾市では浸水の危険性がある低地の面積が広く、氾濫の危険性がある河川も多くあります。そのため場所によっては敷地のかさ上げや外壁の設置など水害対策も検討するとよいでしょう。

参考元:国土交通省|地域区分新旧表

参考元:国土交通省|住宅性能表示制度の見直しについて

参考元:西尾市|洪水ハザードマップ

>>参考コラム:西尾市・蒲郡市の気候を知ろう!快適に暮らせる家づくりのヒント

>>参考コラム:西尾市で水害や地震に強いエリアは?注文住宅の耐震性にこだわる方必見

>>参考コラム:蒲郡市で水害や地震に強いエリアは?注文住宅の耐震・水害対策も紹介

 

西尾市・蒲郡市で高品質な家を建てるならリキューにお任せください

株式会社リキューは西尾市と蒲郡市に拠点を構え、家づくりを行っています。断熱性能はHEAT20レベル、耐震性は長期優良住宅の基準以上である等級3など高品質な注文住宅をご提案します。また厳しい自社検査だけでなく、第三者機関であるJIO(株式会社日本住宅保証検査機構)による検査も行い、全10回の検査で「安心」をご提供。もし西尾市や蒲郡市で家づくりをお考えなら、リキューに是非ご相談ください。

>>西尾市・蒲郡市での快適で安心な暮らしを叶える、リキューの品質保証についてはこちら

 

著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英 

保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。

 

記事監修者:一級建築士 高地 可奈子

工学部建築学科卒業・大学院修了後、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、建築意匠設計、木造構造設計に携わる。その後大手経営コンサルティング会社を経て、現在は設計経験を活かしつつ、商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通して工務店支援を行っています。

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