【蒲郡市・西尾市の注文住宅】これからの新築住宅は断熱等級5,6,7だけで十分なの?
2022.06.07
こんにちは。営業の原田です。
夏も近づいてきていますが今年の夏もまた、暑い日が続くのかと思うと涼しく過ごせる家で快適に暮らしたいものですね。しかも電気代などの光熱費をできるだけ抑えて。
さて、今全世界的にCO2 の削減に向けて各国が様々な取り組みを行っており、日本についても電気自動車や再生可能エネルギーへの転換、原子力発電所の再検討など様々な分野で省エネルギーに向けた施策が検討・実施されています。住宅についても例外ではありません。
皆さんもご存知かと思いますが、2025年度の省エネ基準適合義務化に向けて関連制度の見直しが進んでいます。
住宅性能表示制度では断熱等級の上位等級を創設することになりました。
戸建てはZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準を上回る等級も設定する方針が出されました。
これまで、住宅品質確保促進法に基づく住宅性能表示制度には外皮性能の誘導水準がなく、最も性能が高い「断熱等級4」でも現行の省エネ基準のレベルにとどまっていました。
これは、今までの最上位等級が適合義務化の際には事実上の最低基準となることを意味します。
これを踏まえ国土交通省は、省エネ性能がZEH水準と同等の等級5を創設し、戸建てはZEH水準を上回る等級6、7を創設する方針なのです。
等級6はHEAT20(20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)のG2、等級7はG3と同等のレベルとされています。
暖冷房に関する1次エネルギー削減率は等級6で約30%、等級7で約40%を見込む。
等級5は22年4月1日に施行され、等級6、7は22年3月に公布して、同年10月に施行する予定になっています。
上位等級の創設を議論してきた社会資本整備審議会建築環境部会の「建築物エネルギー消費性能基準等小委員会」で臨時委員を務めた秋元孝之・芝浦工業大学教授は「上位等級を用意したことで、より高い水準の達成に向けた業界全体の取り組みが加速する」と期待を寄せているそうです。
ここで、省エネ性能を高めるために窓を小さくするという考え方がありますが、ただ窓を小さくすれば良いのでしょうか?確かに熱の出入りは開口部である窓からが一番多くなりますが、明るさや、冬の太陽の光の入り方が少なくなります。
当然断熱性能は上記に言う、等級6は必須ですが、重要なのはパッシブデザインと気密性能になります。パッシブデザインは設計力、気密性能は施工力が鍵となります。
断熱性能が厳しく問われるようになったからこそ、この設計力と施工力が同時に問われるのです。
皆さんにとって住宅会社選びで失敗しないためには、断熱性能だけではなく、その住宅会社が気密性とパッシブデザインについてどう取り組んでいるかを確認していただくことをお勧めします!!
お家のことなんでもご相談ください。