建築図面~配置図~
2020.07.12
こんにちは!畑瀬です。
前回、12種類の建築図面について長々とお話させていただきましたが、
覚えていらっしゃいますでしょうか。
今回は、前回ご説明した12種類の図面のうち『配置図』について
さらに詳しくご説明させていただきます。
配置図とは
…敷地の中でどの位置に建物があるのかを示した図。
敷地と建物の位置関係だけでなく、人の銅線や車の動きなども確認できます。
実際にリキューのモデルハウスの図面を参考に言葉や数字が何を表しているのか
見ていきましょう。
① ▼(図面中央)
…主要出入口。日常的に人が出入りする場所。
②KBM (図面左下)
…仮ベンチマークの略。敷地や建物の高さの基準レベル点を指す。
主に既存杭や電柱、側溝など工事中に動かないもの。
設計GLはKBMを基準点に設定している。
③ ● 排水桝 (図面建物上部)
…家庭から出る汚水の配水管の接続箇所や排水管の合流地点、排水管の曲がりや排水勾配が変わる所、
道路と敷地との境界付近に、排水設備の維持管理のために設ける桝。
④ ☒ 雨水桝 (図面建物下部)
…竪樋を経てからの雨水排水管の接続箇所や排水管の合流地点、排水管の曲がりや排水勾配が変わる所、
道路と敷地との境界付近に、排水設備の維持管理のために設ける桝。
⑤±0 地盤面からの高さ
…レベル。±0、+100等の表記になる。KBMを基準とした敷地のレベル(高さ)を表す。
レベル+1=1㎜。
⑥杭・鋲
…隣地や道路との敷地の境界点を特定するための印。
この印をもとに道路境界線や隣地境界線の長さを求めている。
⑦3m・5m延焼線
…建物の隣の敷地や道路で火災が発生した際に、火が燃え移る可能性のある範囲のこと。
隣地境界線・道路中央線から1階は3m、2階は5mのところに書かれている。
⑧➡ (図面建物中央)
…屋根勾配の向きを表し、矢印の向いている方向に水が流れていく。
矢印の上部に書かれている数字は勾配高さの数値で、数値が小さいほど傾きの小さい屋根となる。
桝や杭など実際に現地にあるものもあるので、一度図面を見比べてみると面白いかもしれませんね。
それではまたの更新をお楽しみに~‼
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