建築図面
2020.06.18
こんにちは!畑瀬です。
商談を進める際、実物が見れない注文住宅では
図面を使って、間取りなどをご説明することが一般的ですが、
細かくて何が描いてあるのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かく言う私も、設計という仕事に携わってまだ1ヵ月程で、
図面に関して勉強中の身です。
そこで、一緒に少しずつ図面の勉強ができればと思い、
本日は第一弾として、図面の種類に関してご説明させて頂きます。
リキューでは約12種類の図面をお施主様にお渡ししております。
【1.概要書】
…建築主や建築場所、土地の制限等の情報、建物の概要、基礎・屋根・壁・換気の仕様などが記載された図。
【2.付近見取図】
…対象となる建築物を中心として、その周辺を現した図。
方位や道路などが記載されており、対象となる建築物との位置関係が分かります。
【3.求積図】
…その面積を求めるために必要な根拠を示した図。
求積図の中にも敷地・建築面積・床面積の3種類があり、
建築基準法で定められている建ぺい率や容積率などを正確に算出するための図面となります。
【4.配置図】
…敷地の中でどの位置に建物があるのかを示した図。
敷地と建物の位置関係だけでなく、人の銅線や車の動きなども確認できます。
【5.平面図】
…建物の室内を一定の高さで水平断面にし、真上から見た図。
一般的に間取り図と呼ばれるもので、主要な設備や作り付けの家具なども記載されており、
建物の内部構成や間取りが分かります。
【6.立面図】
…建物を真横から見た図。東西南北の4面が描かれています。
建物の外観デザインを見ることができ、屋根の高さや勾配・窓の位置なども分かります。
【7.断面図】
…建物の室内を一定の位置で縦に垂直断面にし、横から見た図のこと。
天井高などの高さや上下階がどのようになっているかが分かります。
【8.平面詳細図】
…平面図をより詳細に描いた図。
窓や建具の種類や細かな寸法などが記載されており、各階ごとに作成されます。
【9.矩計図(かなばかり)】
…建物を切断し断面図を部分的に拡大して詳細を示した図。断面詳細図ともいう。
仕上げ材や断熱材などが書かれており、建物の品質を確認できます。
【10.展開図】
…室内の中央から東西南北の4面を見た図。
部屋ごとに書かれており、設備や家具に位置などを確認できます。
【11.電気配線図】
…電気部品、電線を描いた図。
照明やスイッチ、コンセントなどの種類・位置を確認できます。
【12.構造図】
…建物の構造に関する部分だけ記載した図。
構造図の中にも標準図・伏せ図・軸組図・詳細図があり、施工者はこの図に従って建物を建てていきます。