西尾市・蒲郡市で使える2025年度の住宅補助金制度は?気になる疑問も解決
国土交通省・経済産業省・環境省が連携して行う「住宅省エネキャンペーン」は、家庭の省エネ推進のため、住宅の断熱性能向上や省エネ設備の導入を支援する事業です。今回は、2024年に引き続き2025年も実施が決定したキャンペーンの詳しい事業内容をご紹介します。申請期間や申請方法など、気になる疑問も解決していきますので、住宅に関する補助金が知りたい方は参考にしてください。
2025年も実施が決定!「住宅省エネキャンペーン」とは?
政府は温室効果ガスの排出量と吸収量の収支をゼロにするカーボンニュートラルを2050年までに実現するため、さまざまな取り組みを行っています。「住宅省エネキャンペーン」も、家庭の省エネ化を推進する取り組みのひとつです。国土交通省・経済産業省・環境省が連携し、高効率給湯器などの省エネ設備の導入や住宅の断熱性能向上を支援する事業を行っています。
2025年2月現在、2024年度のキャンペーン交付申請の受付はすでに終了。しかし、2024年11月末には、2025年度も3省連携による支援を引き続き実施すると発表され、注目を集めています。省エネ性能の高い新築住宅や省エネリフォームを考えている方は、使える可能性が高いので早めにチェックしておきましょう。
参考元:国土交通省|住宅省エネキャンペーンにおける3省連携(新築・リフォーム)
参考元:経済産業省|住宅の省エネ化の支援強化に関する予算案が閣議決定されました
「住宅省エネキャンペーン」の4つの事業
住宅省エネキャンペーンは、4つの事業から構成されています。それぞれ詳しく見ていきましょう。
子育てグリーン住宅支援事業
2024年に実施されていた「子育てエコホーム支援事業」に代わり、2025年に新設されたのが「子育てグリーン住宅支援事業」です。
どちらも省エネ性能の高い新築住宅の取得や、既存住宅の省エネ改修を支援する事業ですが、補助対象となる世帯に変更がありました。2024年度の「子育てエコホーム支援事業」では、その名のとおり子育て世帯や若者夫婦世帯のみが補助対象でした。それに対して、2025年度の「子育てグリーン住宅支援事業」では、子育て世帯・若者夫婦世帯に限らず、すべての世帯が対象となっています。子育てグリーン住宅支援事業の補助額は以下のとおりです。
【注文住宅・分譲住宅・賃貸住宅の新築の場合】
対象世帯 |
対象住宅 |
補助額 |
すべての世帯 |
GX志向型住宅 |
160万円/戸 |
子育て世帯など※ |
長期優良住宅 |
・建替前の住宅などを除去する場合 100万円/戸 ・それ以外の場合 80万円/戸 |
子育て世帯など※ |
ZEH水準住宅 |
・建替前の住宅などを除去する場合 60万円/戸 ・それ以外の場合40万円/戸 |
※18歳未満の子どもがいる世帯、もしくは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯
【既存住宅の省エネリフォームの場合】
補助要件 |
補助額 |
必須工事3種※のすべてを実施 |
上限60万円/戸 |
必須工事3種のうち2種を実施 |
上限40万円/戸 |
※①開口部の断熱改修②躯体の断熱改修③エコ住宅設備の設置
先進的窓リノベ2025事業
「先進的窓リノベ2025事業」は、既存住宅の省エネ化でCO2排出量を削減し、エネルギー費用負担を軽減しながら住まいの快適性を向上することなどを目的として実施。高性能の断熱窓へリフォームした場合、上限200万円としてガラスの大きさやグレードに応じて補助されます。対象となるリフォーム内容と補助額は以下のとおりです。
【戸建住宅・低層集合住宅の補助額】
対象 |
補助額 |
ガラス交換 |
0.5万円~5.5万円 |
内窓設置 |
1.2万円~10.6万円 |
外窓交換(カバー工法) |
5.8万円~22万円 |
外窓交換(はつり工法) |
4.6万円~18.3万円 |
参考元:環境省|断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2025事業)について
参考元:環境省|断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省 CO2 加速化支援事業(先進的窓リノベ 2025 事業)の詳細 Ver.1
給湯省エネ2025事業
「給湯省エネ2025事業」は、高効率給湯器の導入促進のために実施されている支援事業です。対象となる製品は、ヒートポンプ給湯機やハイブリッド給湯機に加え、家庭用燃料電池も含まれます。対象機器ごとの基本の補助額は以下のとおり。また、定められた要件を満たすことで補助額が上がるため、詳細を確認するとよいでしょう。
【高効率給湯器の設置にかかる補助額】
対象 |
補助額(基本額) |
ヒートポンプ給湯機 |
6万円/台 |
ハイブリッド給湯機 |
8万円/台 |
家庭用燃料電池 |
16万円/台 |
参考元:資源エネルギー庁|給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」)について
賃貸集合住宅給湯省エネ2025事業
「賃貸集合住宅給湯省エネ2025事業」は、設置スペースの都合上ヒートポンプ給湯機を設置できない既存賃貸集合住宅に、小型の省エネ型給湯器導入を促進するために実施。賃貸オーナーに対して、省エネ型給湯器導入にかかる一部の費用が補助されます。補助額は以下のとおりですが、工事内容によっては補助額が追加になるケースもあります。
【エコジョーズ・エコフィール導入にかかる補助額】
対象 |
補助額 |
追い炊き機能なしの場合 |
5万円/台 |
追い炊き機能ありの場合 |
7万円/台 |
参考元:資源エネルギー庁|賃貸集合給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算「既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業」)について
参考元:資源エネルギー庁|既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業の概要(予定)
住宅省エネキャンペーンのよくある質問
2025年度の住宅省エネキャンペーンは、補助対象となる工事内容もさまざまあり、各事業を併用することも可能です。そのため、申請を検討したいと考える方も多いかもしれません。ここからは、住宅省エネキャンペーンに関する疑問をさらに深堀りしていきましょう。
キャンペーンの交付申請期間はいつからいつまで?
2025年2月現在、2025年度の住宅省エネキャンペーンの申請に関する具体的な情報は発表されていません。2024年度のキャンペーン交付申請期間は、2024年3月29日から予算上限に達するまで、遅くとも2024年12月31日までとされていたため、2025年度も同じぐらいの時期になる可能性が高いでしょう。
今後、最新情報を確認するためには、住宅省エネキャンペーン公式サイトを確認しましょう。2024年度の住宅省エネキャンペーン公式サイトは、2023年12月末に公開されています。現時点で2025年度の公式サイトは公開されていないため、こまめに検索してチェックしてみましょう。
キャンペーンを申請するためにはどうすればいい?
現時点で、2025年度の住宅省エネキャンペーンの申請方法についても、正式に発表されていません。参考までに2024年度の子育てエコホーム支援事業を例に、キャンペーン申請の流れをご紹介します。
- 登録事業者と工事請負契約・売買契約
- 補助額以上の工事を着工~完了
- 交付申請
- 交付決定後に補助金交付
- 完了報告(新築の場合のみ)
補助金の交付申請など、すべての手続きはキャンペーンに登録している住宅省エネ支援事業者が行います。つまり、お施主様や購入者が直接申請手続きするわけではありません。補助金の利用を考えるのであれば、建築会社・工務店・リフォーム会社を選ぶ際に住宅省エネ支援事業者であるか確認しましょう。
住宅に関する補助金は、住宅省エネキャンペーンをはじめ、さまざまな種類があります。自分の場合、どの補助金が使えるのか、どのように申請すればいいのか、分からないという方も多いでしょう。西尾市・蒲郡市で家づくりを手掛けるリキューでは、そんな家づくりの疑問を解決するために無料の個別相談を行っています。家づくりに関するお金のことなど、疑問があればお気軽にご相談ください。
西尾市・蒲郡市の注文住宅・リフォームならリキューへ
2025年度の実施が発表された、住宅省エネキャンペーンは高性能な住まいの実現に活用できる補助金制度です。快適に暮らせるマイホームを検討している方は、是非活用してください。
リキューでは、注文住宅の新築だけでなく、既存住宅のリノベーションも手掛けています。リキューでは、見た目や動線を変えるだけのリフォームではなく、断熱性や気密性、耐震性を新築同様のZEH水準まで引き上げるリノベーションをご提案しています。快適な住まいにしたいと考えている方は、是非ご相談ください。
>>西尾市・蒲郡市で叶えるマイホーム!リキューのコストパフォーマンスについてはこちら
著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英
保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。