変動金利と固定金利の違いとは?西尾市・蒲郡市で無理のない家づくりをしよう
マイホームの購入時に、多くの方が利用する住宅ローン。住宅ローンの金利には、変動金利と固定金利の2種類があります。「それぞれはどう違う?」「自分に合った種類はどっち?」と悩む方も多いでしょう。そこでこの記事では、住宅ローンの変動金利と固定金利について、特徴やメリット・デメリットなどを紹介していきます。愛知県西尾市、蒲郡市で住宅ローンを利用する方は是非参考にしてください。
住宅ローンの変動金利と固定金利の違いとは?
ここでは、住宅ローンの変動金利と固定金利の違いとそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
変動金利
変動金利とは、住宅ローンの借入金利が、金融情勢の影響を受けて半年ごとに変動するタイプ。住宅金融支援機構が行った「住宅ローン利用者の実態調査(2023年4月調査)」によると、全体の72.3%が変動金利を選択しており、多くの方から選ばれていることがわかります。変動金利のメリットは、金利が固定金利よりも低く設定されていること。昨今のように低金利が長期間続いた場合は有利なタイプです。しかし、市場金利の上昇により返済額が増える可能性があること、借入時点で返済する総額が確定しないことなどがデメリットといえるでしょう。
参考元:住宅金融支援機構|住宅ローン利用者の実態調査(2023年4月調査)
固定金利
固定金利とは、借入時点で決めた期間中は金利が変動しないタイプ。固定金利には、金融機関によって3年、5年、10年など期間を選べる固定期間選択型と、完済までの期間、金利が変動しない全期間固定金利型があります。住宅金融支援機構が行った「住宅ローン利用者の実態調査(2023年4月調査)」によると、全体の18.3%が固定期間選択型を、9.3%が全期間固定金利型を選択しています。変動金利よりも利率が高く、現代では主流とはいえないタイプですが、固定期間選択型では、一定期間は金利が変動しないため、予想以上に住宅支出が上がることはないでしょう。例えば、「小さい子どもがおり、5年後に働きに出るから5年間は金利を固定したい」など、家庭の事情に合わせて返済していけることも魅力の一つ。一方、全期間固定金利型は、ローン借入から完済まで、金利が変動しないタイプ。借り入れた時点で総返済額がわかる点が全期間固定金利型のメリットです。
参考元:住宅金融支援機構|住宅ローン利用者の実態調査(2023年4月調査)
住宅ローンの金利はなぜ変動するのか
住宅ローンの金利が変動する理由は、金利タイプによって異なります。変動金利の場合、各金融機関が設定している住宅ローン金利の最終決定の基準となる基準金利から引き下げを行うことで、適用金利が算出されます。引き下げ幅と基準金利の変化が、変動金利に影響を与えているのです。一方で固定金利の場合、固定期間選択型の金利変動は「円金利スワップレート」が、全期間固定型の金利変動は「日本国債10年物金利」が影響を与えています。円金利スワップレートとは、変動金利と固定金利を交換する取引「金利スワップ」において、短期金利に上乗せされる交換比率のこと。長期金利と似た動きをする円金利スワップレートは、長期金利の変動に伴って変動します。日本国債10年物金利とは、10年の償還期限が設けられており、利率が変動する国債のこと。物価上昇や好景気などによって市場金利が上昇すれば、新規の借入金利も上昇するとされています。
金利タイプの選び方
冒頭でもお伝えしたように、昨今では変動金利を選ぶ方が多い傾向にあります。変動金利は金利が低いため、選ばれるのは自然なことですが、「金利が低いから」「多くの人が選択しているから」という理由で変動金利を選ぶと、金利が上昇した際、家計に無理が生じるケースもあります。そのリスクを回避したいなら固定金利がおすすめです。変動金利よりも金利は少々高い傾向にありますが、その分を、金利上昇リスクを抑える「保険料」と捉えることもできます。以下では、金利タイプの選び方を紹介していくので、自身や家族に合った金利タイプを選んでください。
家庭が置かれている状況から選ぶ
金利タイプは、家庭が置かれている状況を考慮して選ぶのがおすすめです。変動金利、固定金利、それぞれに合う世帯の例を以下で見ていきましょう。
【変動金利が合う世帯の例】
・金利上昇のリスクに耐えられる世帯
・出産の予定がない、またはすでに子どもが独立した世帯
・借入金額が少額または返済期間が短い世帯
【固定金利が合う世帯の例】
・金利上昇が起きると返済が難しくなる世帯
・子どもの進学など、将来的に出費が増えると予想されている世帯
・今現在共働きだが将来的に片働きになる可能性があるなど、収入減少が見込まれている世帯
シミュレーションの結果から選ぶ
金利タイプに迷っている方は、返済額のシミュレーションをしてみましょう。金融機関のサイトなどに、シミュレーションができるページがある場合が多く、利用するのがおすすめです。結果として出た月々の返済額や総返済額などを比較して、金利タイプを選びましょう。
以上の選び方でも金利タイプの選択に迷ってしまったら、リキューの個別相談をご利用ください。資金計画や間取り・デザインのこと、施工事例・土地の紹介など幅広く対応させていただきます。
>>参考コラム:西尾市で利用できる住宅ローンは?無理なく借りるためのコツも紹介
>>参考コラム:【西尾市・蒲郡市】地銀の住宅ローン金利を比較!総返済額はどう変わる?
【変動金利】注意したいリスクと対策
固定金利よりも基本的に金利が低く設定されている変動金利ですが、将来的な金利上昇のリスクがあります。ここでは、金利上昇における対策を紹介していきましょう。
繰上げ返済をする
繰上げ返済とは、当初予定していたペースより早く多くの金額を返済すること。繰上げて返済した金額には利息がつかないため、将来的な金利上昇のリスクにも対応できるとされています。しかし、繰上げ返済には資金不足になる場合がある、手数料が必要なケースがあるというデメリットがあるため、慎重に行う必要があります。また、繰上げて返済できる金額には各金融機関が定めた最低金額があるため、公式のサイトなどから確認しましょう。
市場金利の動向をこまめにチェックする
変動金利を選ぶ場合は、市場金利の動向を注視しましょう。金利上昇が続くようであれば、他の金融機関が扱う住宅ローンへの借り換えや金利タイプの見直しがおすすめです。実際に「固定金利への借り換えを検討している方の大半は、現在変動金利を利用している方である」というデータもあります。
西尾市・蒲郡市での家づくりはリキューへ
住宅ローンの金利タイプは変動金利と固定金利があり、変動金利を選択する方が多い傾向にありますが、それぞれの特徴やメリット・デメリットをよく理解した上で選ぶのがおすすめです。リキューでは、アトリエ建築家とつくる高性能な住まいを提供しています。資金計画も家づくりの一環として、さまざまな相談に対応可能です。西尾市、蒲郡市での資金計画に無理のない家づくりはリキューへ是非お任せください。
>>西尾市・蒲郡市周辺エリアで無理のない予算で建てるマイホーム!リキューの資金計画についてはこちら
著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英
保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。