建築家インタビュー 居藤節子先生①
2019.09.19
こんにちは、山口です。
先日、建築家の居藤節子先生がリキュー西尾モデルにお越しいただきました。
今回は建築家ってどんな人なの?って思われている方もいらっしゃると思いますので、
居藤先生にいろいろと質問をさせていただきました。
プロフィール
建築家 居藤節子
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インタビュアー「今日はどちらからいらっしゃいましたか?」
居藤先生 「広島からです。」
インタビュアー「お客様との打ち合わせで、どんなことを思いますか?」
居藤先生 「お客様がどんな風に暮らしていきたいかという事を引き出せたらいいなと思っています。」
インタビュアー「これまでの打合せでどんなことが印象深かったですか?」
居藤先生 「お客様が感激して泣いてくださったときは私も一緒になって泣いてしまう事がありました。また、3回目の打ち合わせの時に別れを惜しんでくださってお客様から“ほんとに会えなくなってしまうんですね”
言ってもら えたことですね。」
インタビュアー「先生がヒアリングを行う上で大事な情報を聞き出すテクニックはありますか?」
居藤先生 「お客様が最初の打ち合わせの時って何をどう言ったらいいか分からないという事があると思うんですね、けっこう私はざっくばらんに自分のことを開示していきます。
“自分にはこういう事があって…”とかたとえ話をして、お客様がそういう話をすればいいんだねと気づいてもらえるような話を先にしていますね。」
インタビュアー「先に先生が話してくれることでお客様も自分の事をこう話せばいいんだという事に気付いてもらえるんですね」
居藤先生 「そうそう、こういう事ねって分かってもらえばいろんな話ができるかなと思います。何か話すのを黙って待っているとたぶん緊張して何も言えなくなると思うので、結構自分からベラベラ話しちゃいます(笑)」
インタビュアー「これからお家を建てる方に伝えたいメッセージはありますか?」
居藤先生 「お家って人生をかけて作る物なので色々調べたり、モデルハウスを回ったりされて情報が錯乱して迷ったりされると思うので、
まずは自分たちの人生で譲れないものを夫婦で話し合って決めておく事が一番大事だと思うんですね」「あれを見ればあれがいいって迷走してしまわれるお客様は本当の意味でのお家が
建てられないってことが起こりますので、お二人の中でどんな暮らしをしてみたいかってことをまずは決めておいた方がいいですね」
「そこが足りていない方は迷われてしまうかと、たぶん出来上がってからも後悔されてしまうかと思います。まずは夫婦で話し合い、優先順位を決めたらそれを変えないこと。
決まらない間はいろいろと物を見ることが大事かなと思います。」
次回に続く