蒲郡市の土地価格と相場を知りたい！将来の価格推移についても解説

温暖な気候に恵まれ、海と山が望める自然豊かな街「蒲郡市」。JR東海道本線の快速に乗れば、名古屋駅まで約40分で行くことができ、交通アクセスがしやすいエリアとして人気があります。今回は蒲郡市の土地価格について解説。2025年5月時点の公示地価や売買事例なども併せてご紹介します。

蒲郡市の公示地価推移について

蒲郡市の公示地価平均は2025年5月時点で221,314円/坪です。2023年に220,574円/坪で最低値となりましたが、直近の2025年時点ではわずかに上昇しています。そのなかでも、主要駅である蒲郡駅周辺の土地は、蒲郡市の公示地価平均を上回る坪単価となっており、引き続き人気があります。ここからは、公示地価が高い蒲郡市の番地を見ていきましょう。

「神明町1-2」は蒲郡駅北口の目の前の土地であり、飲食店や銀行、コインパーキングなどが並ぶエリアで利便性が高いため、ほかの番地よりも地価が高額といえるでしょう。

蒲郡市の住宅地の売買事例

2024年7～9月に実際に行われた、蒲郡市にある土地の売買事例を紹介していきましょう。

実例を見ると、同じ蒲郡市であっても地区によって土地の広さや金額に大きな差があります。蒲郡市神ノ郷町は坪単価が33万円とほかの地区に比べてやや高め。最寄り駅が三河三谷の豊岡町と三谷町を比べてみると、坪単価は19～20万円となっています。このように、エリアによって坪単価が異なるので、土地購入の際は実際の売買事例を参考にしてみると良いでしょう。

参考元：不動産情報ライブラリ

蒲郡市の土地価格は将来どう変化する？

蒲郡市の人口は、今後10年で約5,000人減少するといわれています。そのうち、住宅購入を考えている30～40代の人口は2,000人も減ると予想。そのため、土地購入に加え、中古一戸建てや中古マンションなどの買い手が、年々減少していくといわれています。

また、近年では物価や株価の上昇、円安などの影響により中古物件の価格が値上がりしているため、土地価格も上昇傾向に。これらの状況がこのまま続くと、蒲郡駅周辺の人気エリアの土地価格はさらに値を上げ、購入しづらくなるといえるでしょう。

ちなみに、2024年3月19日に開かれた金融政策決定会合にて、物価高・円安緩和のため、マイナス金利政策が解除されることが決定しました。しかし、この決定により、住宅ローンの固定型はすでに引き上げの動きが出ており、変動型も金利上昇が予想されています。金利の上昇は土地にも影響し、土地購入時の借入ローンのコストも増加します。高い利息を払う必要があるため、土地を購入するリスクが高まる可能性があるでしょう。

蒲郡市で平屋を建てる際のポイント

蒲郡市で平屋を建てる際のポイントについて解説していきます。

最低でも50坪は確保する

平屋は1階にリビングやキッチン、寝室などすべての居住空間をつくるため、一般的な2階建て住宅よりも広い土地が必要です。ただし、住宅をはじめとする建物には、「建ぺい率」と「容積率」が定められており、それに従って建築しなければならないと法律で決まっています。

仮に、土地が100㎡で建ぺい率が50％に設定されている場合、土地の半分である50㎡（15坪）しか住宅を建てられません。国土交通省では、「誘導居住面積水準」という指標が設けられており、世帯人数が4人以上の場合は、118.75㎡（約36坪）が目安となっています。建ぺい率の関係上、何％か引いて36坪になる土地を選択しなければならないため、最低でも50坪は確保しておきたいといえるでしょう。

参考元：国土交通省「参考資料 誘導居住面積水準」

土地価格を計算する

実際に土地価格を計算し、どれぐらいの金額が必要なのか把握しておくことも大切です。蒲郡市に世帯人数4人の平屋を建てる場合、2025年時点の公示地価の平均坪単価221,314円/坪で計算すると、221,314円×50坪の約1,106万円が相場といえます。ただ、同じ蒲郡市であってもエリアによって坪単価は異なるので、実際の土地価格は前後するでしょう。

狭小地に建てる場合の注意点

一般的に、15～20坪以下の狭い土地を狭小地といいます。台形や三角形などの不整形地が多く、駅から近いエリアに点在しているのが特徴。近年では、固定資産税の抑制や利便性重視の方に人気があります。しかし、狭小地は土地が狭いため、3階建てにしたり地下をつくったりして生活動線を確保しなければならず、一般的な住宅よりも建築費が割高になる可能性も。さらに、住みやすさを重視した工夫を凝らすと、よりコストがかかります。土地代が安くても建築費が高額になる場合があるので、注意する必要があるでしょう。

蒲郡市のおすすめエリア

愛知県のリゾート地としても知られる、蒲郡市のおすすめのエリアについてご紹介します。

蒲郡

蒲郡の主要駅である蒲郡駅は、JR東海道本線と名鉄蒲郡線の2路線があり、名古屋や三河方面へのアクセスが便利な駅です。駅の北側には住宅地が広がり、南側には「アピタ蒲郡店」「イオン蒲郡店」などの商業施設があります。駅周辺には、「蒲郡市博物館」や「竹島水族館」など、多くのお出かけスポットが点在しているため、子どもがいる家族にぴったりのエリアです。

三河三谷

蒲郡の隣街である三河三谷は、飲食店や「全日食チェーン マルイチ三谷店」「ドミー三谷店」などのスーパーが豊富にある、買い物利便性の高いエリアです。駅周辺には住宅地が広がり、のどかな雰囲気が漂っています。海と山の自然を感じることができ、児童館や支援センターが充実しているので、子育て世代におすすめです。

蒲郡市で家を建てるなら株式会社リキューへご相談を

蒲郡市の公示地価や売買実例などについて解説しました。蒲郡市で世帯人数4人の平屋を建てる場合、土地価格は1,106万円以上必要になると予想されます。一方、狭小地の場合は、それよりも安い価格で土地を購入することが可能ですが、建築費が割高になるケースがあるので注意が必要です。

蒲郡市で新築の注文住宅をお考えの方は、一級建築士事務所の「リキュー」へご相談ください。お客様のご希望に沿って、魅力的かつ住みやすい住宅デザインを提案します。土地の形状を活かした設計ならお任せください。

＞＞蒲郡市での土地探しはリキューにお任せください！詳しくはこちら

著者：株式会社リキュー代表取締役　稲吉　伸英 

保有資格：二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。

記事監修者：宅地建物取引士　日向 美香

元パティシエ。不動産業界に転職後は、都内23区で収益用の土地やビルの売買再販を経験。

その後一都三県の中古区分マンションの買取再販を経験。現在は全国各地にある、工務店の集客支援のため、土地の仕入れを行っています。

• 西尾市の土地価格相場は？売買事例やおすすめエリアもご紹介« 前のコラムへ
• 西尾市で受けられる補助金は？住宅関連ほか支援制度を解説次のコラムへ »

一覧に戻る