注文住宅を建てる際に重要な防犯対策6つ!西尾市・蒲郡市の治安についても解説
夢のマイホームで、安心安全な暮らしを実現するためには、住宅の防犯は欠かせない対策の一つです。防犯対策を怠ると、空き巣などの侵入窃盗に狙われやすい住宅になってしまうかもしれません。
今回は、注文住宅を建てる際に重要な防犯対策を紹介します。後半では、愛知県の西尾市、蒲郡市の治安についても解説するので、このエリアで家づくりを検討中の方は、参考にしてみてください。
一戸建てで多い犯罪被害は?
一戸建ての場合、空き巣など侵入窃盗が多発しやすい住宅とされています。警察庁が公表するデータによると、2023年の侵入窃盗認知件数は4万4,228件です。そのうち1万7,469件が住宅を対象とした侵入窃盗で、一日あたり約48件も発生していることになります。
侵入窃盗発生の建物の種別は、一般事務所や共同住宅があるなか、一戸建て住宅が最も多く全体の30.5%を占めます。
侵入窃盗の被害に遭いやすい一戸建て住宅の特徴は?
同じ一戸建て住宅だとしても、侵入窃盗の被害に遭いやすい住宅とそうでない住宅があります。以下では、侵入窃盗で狙われやすい住宅の特徴を紹介します。
死角の多い住宅
塀や植え込みなどにより、外側から中の状況が見えづらい死角の多い住宅は、侵入窃盗の被害に遭いやすくなります。通りからの見通しが悪く、隠れられる場所が多い住宅は空き巣などに狙われやすくなるため注意が必要です。
見通しの悪い住宅
周囲に住宅が少なかったり通行人が少なかったりなど、立地条件の悪さも狙われる要因の一つです。人通りの多い通りから離れた場所や周りに住宅が少ないと、ガラスを割る大きな音がしても気づいてもらえない恐れがあります。
また、通行人が少ないということは、逃走を目撃される可能性が低くなるため、犯人にとっては逃げやすくなり狙われる条件の一つとなるでしょう。
玄関の鍵が一つの住宅
玄関の鍵が一つしかない場合も侵入窃盗に狙われやすい住宅の特徴です。玄関のドアを破るには、ピッキングやバールなどを使って無理やり突破する方法があり、開けるのに手間や時間がかかる住宅であれば、犯人に避けられる傾向にあります。そのため、ツーロックの玄関に比べると、鍵が一つの玄関は侵入窃盗の被害に遭いやすくなるでしょう。
2階へ侵入できる住宅
侵入窃盗のほとんどの侵入経路は窓か玄関ですが、物置やカーポートといった足場になるものがあると、2階から侵入されるケースもあります。犯人の足場となってしまうものが、家の周りにないか気を配ることも大切です。
注文住宅で安全に暮らすための防犯対策6つ!
夢のマイホームを手に入れたとしても、安全に暮らしていけなければ意味がありません。ここでは、安全な暮らしを確保するための防犯対策を紹介します。
補助錠の設置
玄関や窓に補助錠を設置することでセキュリティを強化することができます。鍵が複数あるだけで、外からの侵入は困難になり、侵入窃盗の被害リスクを抑えられます。また、侵入に時間がかかると認定された「PCマーク」のついた建物部品を使用するのもおすすめです。
防犯フィルムの使用
窓に防犯フィルムを貼るのも防犯対策としておすすめです。防犯フィルムを貼った窓は、ハンマーなどを使ってもそう簡単に壊れることがなく、外からの衝撃に強くなります。防犯フィルムのほかにも、防犯ガラスや二重窓にするのも防犯性を高められます。
防犯砂利を敷く
外構における防犯対策として、防犯砂利を住宅の周りに敷くのもおすすめの方法です。防犯砂利は踏むと大きな音が鳴るため、どうしても死角になってしまう勝手口や庭木の周りなどに敷いておくと、侵入防止の効果を高められるでしょう。
なお、防犯砂利は通常の砂利と比較すると、サイズが大きく一目で防犯対策と認識できるのもポイント。侵入しようとしているのを未然に防げる効果が期待できます。
防犯カメラの設置
防犯カメラを設置するのも一戸建て住宅の防犯対策としておすすめの方法です。あきらかに防犯対策を講じていると、周囲にアピールできるため、侵入する住宅として排除されやすくなるでしょう。万が一、被害に遭ってしまったとしても、犯人が映っていれば証拠を残すことができます。
間取りの工夫
一戸建て住宅は、間取りを工夫することで防犯性を高められます。例えば、窓の大きさや配置です。死角になりやすい位置の窓は、人が通ることができないサイズにしたり鉄格子を使用したりといった対策を施すといいでしょう。
どうしても大きな窓を住宅に採用したい場合は、侵入経路になりにくい高い位置に窓を設置するのがおすすめ。そのほか、ロの字タイプの中庭を設けて、中庭に大きい窓を設置するのも一つの方法です。
ホームセキュリティの導入
個人で行える防犯対策に加えて、警備会社のホームセキュリティを導入すれば、住宅の防犯性をより高められます。住宅に設置したセンサーが何か異常を感じると、警備員がすぐに駆けつけてくれるため、万が一を考えて心強い対策といえるでしょう。
一戸建て住宅の防犯対策には土地選びが重要!
防犯対策には、上記で説明したような防犯対策は特に有効ですが、そもそも注文住宅などを建てるための土地選びがとても重要なポイントといえます。その土地の治安や周辺環境をチェックすることが大切です。
リキューでは、お客様の理想に合った注文住宅を提供するだけでなく、家づくりの土台となる土地探しの提案も行っています。理想の土地を見つけるためにしっかりサポートします。
>>参考コラム:土地探しのポイント5点を押さえて注文住宅を建てよう!西尾市周辺の土地情報も
>>参考コラム:土地選びで意識したいポイント5選!西尾市の人気エリアや土地情報も解説
西尾市、蒲郡市の治安は?
家づくりにおいて、注文住宅を建てる土地の治安も気になるところです。西尾市の場合、愛知県警察の発表資料によると、さまざまな犯罪のなかでも侵入窃盗が最も多く報告されています。そのため、地域によっては住宅の防犯対策を徹底する必要があるでしょう。
西尾市では、防犯パトロールの実施や防犯カメラの設置費補助金といった犯罪軽減のための対策を行っているほか、独自に啓発活動を実施する地域もあります。
蒲郡市は、2018年の時点で窃盗などを含む犯罪の総件数が520件だったものが、2022年時点で331件と減っています。比較的治安のいい地域が多い傾向にあるでしょう。
また、西尾市と蒲郡市のある愛知県では、愛知県警察が提供する「アイチポリス」という防犯情報アプリを活用することができます。犯罪や不審者情報、交通事故といった情報を地図上で確認できるほか、現在地を家族に送れる機能があります。
参考元:愛知県警察|防犯情報まるわかり!県警公式アプリ「アイチポリス」
>>参考コラム:西尾市と蒲郡市の治安は?家づくりにおすすめのエリアを紹介
西尾市、蒲郡市で注文住宅を建てるならリキューへお任せ!
一戸建ての防犯対策について紹介しました。家づくりにおいて、安心安全な住環境を確保するには防犯対策を施すことがとても重要です。また、土地選びの段階で、その地域の治安や周辺環境をチェックして、安全な土地を選べるといいでしょう。
リキューでは、お施主様のご要望やライフスタイルをしっかりヒアリングし、理想の住まいを一緒につくりあげ実現させます。予算や条件に合った土地探しのサポートも行いますので、家づくりだけでなく土地探しでお困りの際もご相談ください。
>>西尾市・蒲郡市で理想の土地を見つける!家づくりは「土地探し」から、詳しくはこちら
著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英
保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。