カーテンの位置づけを考える
2023.05.11
こんにちは。
今日はカーテンの位置付けについて考えてみたいと思います。
みなさん、新しいご新居ではどのようなカーテンをつけたいですか?
稀にカーテンなしで暮らしたいから、カーテンなしで暮らせる設計をしてください、
というお施主様もいらっしゃいます。
カーテンなしで人目を気にせず、外の景色や空気、風を味わえたら気持ちいいですよね。
ただそういう暮らし方をしたいのであれば、
予めそのような設計にしなければなりませんし、
その設計がベストかは暮らすご家族に寄ります。
ヒアリングをしていて感じることが多いのが、
あんまりカーテンについて考えてなかったから、
どういうのがいいのか分からない、という方です。
注文住宅だと考えなければならないことがたくさんありすぎて、
カーテンのことまで追いつかないですよね。
それより外観や間取りやキッチンなどの設備を考えるのに
精一杯になってしまうと思います。
ですが、カーテンってすごく重要なんです。
私達はウィンドウトリートメント、なんて言ったりします。
窓周りの装飾ですね。
今の住宅では、LDKに大開口のサッシが2つなんてことも多いですし、
そうするとLDKの壁面積の結構なシェアになってきます。
そこの部分の装飾ですから、インテリアにも大きく関わってくるわけです。
ウィンドウトリートメントの位置付けとして、
大きくわけて2つに分けられると思っています。
①窓と一体化させて主張を減らし、目立たなくする
②一つのインテリアエレメントとして考え、
ウィンドウトリートメントも踏まえたトータルコーディネートをする
※インテリアエレメント・・・インテリアを構成する要素。
天井、壁、床、照明器具、カーテン、家具、家電、小物など。
①窓と一体化させて主張を減らし、目立たなくする
まずは①の事例から見てみましょう。
こちらはバーチカルブラインドを使用した事例です。
バーチカルブラインドとは、縦のルーバーでできた縦型のブラインドです。
壁に合わせた色で、窓枠の中に取り付ければ主張を減らし、
目立たせないようにすることができますよ。
ブラインドを完全に開けなくても、ルーバーの向きで光の入り方を調整できます。
また汚れても、ルーバー1枚から取り外して洗うことができるので、
メンテナンスが心配な方にもオススメです。
ただ、ルーバーを重ね合わせているので、
ある一方向からは覗こうと思えば室内が見えてしまいます。
プライバシーを重要視されている方には、あまりオススメしません。
このようなカーテンの位置付けは、
スタイリッシュモダンなインテリアや、
カーテン以外の魅せ場を引き立てたいときにおすすめです。
すっきりして、とても洗練された印象になります。
バーチカルブラインドだけでなく、ロールスクリーンでも同じ効果が得られます。
②一つのインテリアエレメントとして考え、
ウィンドウトリートメントも踏まえたトータルコーディネートをする
次に②の事例を見ていきましょう。
こちらはリネンのプレーンシェードを使用した事例です。
リネンにもいろいろな色がありますが、
こちらは生成という生地そのものの色を生かした色です。
生成の自然の色が、天井の木板や無垢のテーブル、
ディスプレイされた窓辺と調和しています。
シェードはロールスクリーンと同じチェーンで昇降させるタイプの器具です。
上下好きな高さで止められるので、
日差しや視界の遮りたい度合いに合わせて、調整することができます。
レースカーテンも同じシェードタイプにしてもいいですし、
両開きカーテンも組み合わせられます。
使い方や好みに合わせて、使い分けられるのも魅力ですね。
このようなカーテンの位置付けは、
ナチュラルやインダストリアルなど、シンプルよりも一つ一つのエレメントにこだわり、
組み合わせを楽しむインテリアにおすすめです。
①と②の事例はカーテンを入れ替えると、
全く違う雰囲気になると思います。
お施主様のお好み、ライフスタイルをヒアリングさせていただき、コーディネートします。
少しカーテンのことも意識して、理想のお家像をイメージしていただくと、
もっと素敵なインテリアになるかもしれません。
リキューでは、完成見学会を行っています。
カーテンもイメージだけでは難しいので、
実際取り付けられた様子をぜひご覧下さい。
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