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床材について Part6

2023.05.02

こんにちは インテリアコーディネーターの石川です。

これまで
Part1~3はフローリング
Part4はフロアタイル
Part5は畳 についてお話ししてきましたが
今回で「床材」についてのお話しは最終回となります。
是非、今までのブログも併せて確認して頂けると嬉しいです♪

最終回の床材については、これまで室内のお話しをしてきましたので
今回は外部の床材、ウッドデッキ材についてお話しします。

お家時間が増えたこともあり、外で食事をしたり子供たちが遊んだりできるように
ウッドデッキをつくりたい。というご要望も多くいただいております。
是非、これから検討される方や今検討中の方の少しでも参考になれば嬉しいです。

ウッドデッキに適した材料は
天然木と樹脂・人工木の2種類に分けることができます。

天然木(無垢材)のウッドデッキについて


こちらのウッドデッキは、杉という樹種の商品です。
杉は柔らかいため、柔軟性があり加工がしやすいです。
また、ささくれなどが起こりにくく、素足で移動するような場所に向いております。
更に、柔らかさと上品な木目が和風建築にも洋風建築にも馴染みます。
ただし柔らかいということで、腐りやすく※退色しやすいため定期的に塗装し直すなどのメンテナンスや施工場所を屋根のあるところにするなどの工夫が必要となります。
※シルバーグレーへと変わりますが、それがまた良い味を出してくれるので経年変化として楽しんで頂くこともできます!


こちらはセランカンバツという樹種の商品です。
セランカンバツは比較的硬い木でありながらも、加工がしやすく耐腐朽性に優れます。
ですが、硬い木なためささくれが起こりやすいので注意が必要です。
素足で移動するような場所よりは、ちょっとしたベランダや外の遊具の足場などでスリッパや靴を履いて使用するところが向いております。
色味は、濃いめの赤褐色でモダンな落ち着いた雰囲気に馴染みます。
ちなみに当社、西尾モデルハウスのバルコニーもセランカンバツを使用しております。

天然木(無垢材)は樹脂によって細かな特徴は異なりますが
天然木特有の質感を感じられ、カラー塗装を施して外観や他の商材と馴染ませたり
防腐剤や紫外線に強い塗料などを施して長く保てるように工夫することもできます。
メンテナンスは必須となりますが、経年変化も楽しみつつ無垢本来の柔らかさを感じられたいという方に向いております。

樹脂・人工木のウッドデッキについて


樹脂と木粉を混ぜ合わせた材料で作られたウッドデッキ材です。
木粉を使用しているので、木の雰囲気も感じられカラー展開も豊富にあるため
室内の床材と繋がりを持たせたり、外観と調和させることもできます。

特徴としては、経年変化の進行が遅く、ささくれや干割れなどが起こりにくいです。
また耐久性が高いため、メンテナンスの回数が天然木のウッドデッキ材に比べて少なくて済みます。
ですが、何もしないで湿ったままにしておいたりするとカビなどが発生する事もありますので、注意が必要です。
また、樹脂が含まれているため熱がこもりやすいものもありますが
最近は、表面の塗料により熱の上昇を抑えてくれるような商材も発売されております。

天然木も樹脂・人工木もそれぞれ特徴があるため、イニシャルコストやランニングコスト、メンテナンス有無を確認した上で、それぞれのご家庭の使用方法を考慮し気持ちよく過ごすことのできるウッドデッキになるような素材をお選びいただけると良いかと思います!

また、定期的に開催させて頂いております完成見学会でも
ウッドデッキをご採用頂いたお施主様のお家をご覧頂く事もできます。
また、どのような商品を使用しているのか見学会前にインスタライブにてご紹介しておりますので是非、ご活用ください♪

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