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家の床の断熱方法について

2023.03.09

こんにちは。住宅アドバイザーの原田です。

最近は暖かくなってきましたが、以前は大雪が降ったり、三河地域も気温が上がらず極寒の日もありましたね。


冷えは万病の元とも言われますし、特に足元は暖かく過ごしたいですね。

今日は家の床の断熱方法についてご紹介したいと思います。

まず『基礎断熱』は、床下空間も室内空間のひとつと考え、基礎のコンクリート自体を断熱材で覆う施工法です。

北海道の住宅で試行・検証され昭和50年代に寒冷地の汎用技術として確立した技術で、比較的新しい施工法と言われています。

建物最下部の基礎に断熱材を設置し、基礎からの熱の出入りを防ぐことで床下の温熱環境をコントロールするため、床下に断熱材を入れる『床断熱』に比べ機密性が高く暖かい住宅を作るのに最適です。

『床断熱』と『基礎断熱』の大きな違いは、「どこに断熱材を施すか」です。

床下に断熱材を敷き詰める『床断熱』は、断熱材が重さで下がってしまい、床と断熱材の間に隙間ができてしまう場合があります。

隙間により断熱性能が落ちてしまい、寒い地域では結露・カビが発生するケースもあります。

住宅基礎を断熱材で覆う『基礎断熱』は、寒冷地で普及しており近年では関東や東海地域でも採用されるようになりました。

基礎のコンクリート自体に外気温を伝わりにくくして、床下の空間から暖かくする工法なので、寒冷地では特に採用されています。

『基礎断熱』は『床断熱』に比べ気密性能が高めやすく、結果暖かい。

『床断熱』では、根太との隙間や配管の床貫通部など気密処理が必要な取り合い部が多いので、気密性能を上げるのが難しいのに比べ、『基礎断熱』は気密処理の必要な取り合い部が土台と基礎の間などに限られるなど、気密性能が高めやすいのが特徴です。

「気密性が高い=余分な冷気の侵入を防ぐことができる」ため、その結果『基礎断熱』の方が暖かいと言われています。

以上の通り、『床断熱』なのか『基礎断熱』なのかによって冬の暮らしやすさはもちろん、気密性能にも影響を与えるため、住宅の耐久性にも大きく関わってくる部分になります。

完成見学会やモデルハウスの見学される際の確認事項として覚えておかれることをお勧めします。

リキューモデルハウスでは随時見学受付中です。

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