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【蒲郡市・西尾市の注文住宅】HEAT20について

2022.04.21

【蒲郡市・西尾市の注文住宅】HEAT20について

 

こんにちは。営業の原田です。

 

最近いろいろな住宅会社で高気密・高断熱と言われてきており、長期優良住宅ZEH、さらにはHEAT20と、基準も厳しくなっています。

その一方で余計わかりにくいというところもあるかと思います。きょうは、HEAT20について少しお話しできればと思います。


HEAT20」とは、地球温暖化とエネルギー、そして居住者の健康と快適な住まいを考え、2009年に研究者、住宅・建材生産者団体の有志によって発足した団体「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称(呼称)です。

英語では「Investigation committee of Hyper Enhanced insulation and Advanced Technique for 2020 houses」と表記されます。


団体は、室内温熱環境のあるべき姿や住宅の省エネルギー基準とは少し異なる観点から「G1~G3」という独自の断熱基準「外皮性能グレード」を提案しています。

また、「HEAT20」は断熱の新しい基準の総称としても使われているのです。


住宅の省エネルギー基準では平成4(1992)年基準から、気密性能の定量的基準が 設定されていましたが、平成18(2006)年の改定で廃止されました。

暖冷房の熱 負荷低減と室内環境向上が担保されたというだけではなく、設計段階で評価できな いことや実測でしか性能確認できず時間と費用を要すること、建物形態に大きく影 響される数値であったことから、単位量あたりでの規定に意味がもてないことなど の理由もあったようです。

しかし近年、施工の高精度化や研究が進んできたことで設計段階で部位ごとの隙間 からの通気量(漏気量)が推定、すなわち住宅全体の気密性能が推定できるように なり、定量的推奨値を提案する意味があるとHEAT20では考えるようになった ため、最新書籍では推奨値が記載されているそうです。

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