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住宅ローン破綻になっちゃいけないのはあたりまえですが 住宅ローン破綻「予備軍」にならないでください。

2020.01.29

小林です。

 

グーグルで「住宅ローン」と打つと 住宅ローン金利 とか 住宅ローン控除 とかいろいろ予測変換が出てきます。(みなさんも一度やってみてください)

 

でも、「住宅ローン破綻(はたん)」って 出てこないんです。

世の中、金利やローン控除にはたくさん関心をもつひとが多いことがうかがえます。でも住宅ローン破綻に関心は…

 

もちろん、住宅ローンを考える上で 金利や控除のことを知っておくことは大切です。

でも、それは住宅ローンをちゃんと返していくことを前提とした話です。

 

私がお客様と初めてお話をするときは、金利や控除等の話の前に 「住宅ローン破綻」の話をさせていただいています。

この言葉を聞くと多くの方は「初めて聞いた」と言われます。そうですよね。あまり聞きなれない言葉だと思います。(だから検索にも出てこないのでしょう)

 

この 住宅ローン破綻というのは住宅ローンを借りた人の状態を示す通称であって、正確には「リスク管理債権」という言い方をします。(あくまで貸出先(=金融機関)からみた言葉です)

 

リスク管理債権とは、何らかの理由によって返済が滞っていたり、返済ができなくなってしまっていたりする貸出金のことをいいます。

住宅金融支援機構や国土交通省(住宅局)のデータ※1をもとに計算すると、住宅ローン利用者の中でこのリスク管理債権に該当するのは0.4%。1000件中4件あるということになります。(上記 平成28年~30年のデータから得られた数)

 

これを多いと感じるか少ないと感じるかは別として、

この数字にカウントされたら、その人の(家庭の)財政はすでに文字通り破綻しているか、末期状態になっているということです。

 

住宅ローン破綻してはいけないのは当然です。

それより前にその 予備軍 にもなってはいけません。

なぜなら住宅ローンに生活が苦しめられると、平和な家庭さえも破綻の危機にさらされてしまうからです。

住宅ローンが原因(のひとつ)で離婚、という話はよく聞きます。

大人(パパ・ママ)が離婚するだけならまだいいですが、影響は子供にも及んできます。

 

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4279/index.html

↑一例:NHK「クローズアップ現代~住宅ローン破綻  サラリーマン危機最前線~」をご覧ください。

 

住宅ローンが家計を圧迫しているために子供がやりたいことをさせてあげられなくなる家庭の一例を伝えています。

みなさんの近くにもこのような家庭があってもおかしくありません。「リスク管理債権」になる手前の状態=予備軍ですから。

 

住宅ローン破綻に陥る原因の多くは「収入の見通しの甘さ」です。住宅ローンを組む際にはいくら借りられるかではなく、いくらなら返せるかで考えるのが必須です。自身の収入だけでなく、病気などで仕事ができなくなったり、残業や夜勤手当が減少するリスクも考えて組むのが正道です。※2

 

ここ、愛知県(とりわけ三河地区)にはトヨタ自動車さん系列(アイシンさん、デンソーさん、トヨタ紡織さん、豊田自動織機さん等)の企業に勤める方が多くみえます。収入も多いですが、給与のうち夜勤手当や残業手当が占める割合も少なくありません。経済環境の変化も視野に入れて計画を組んで頂きたいと思います。

弊社が主催する「住宅ローンの選び方セミナー」では、住宅ローン破綻しないための考え方をお伝えしています。

 

 

幸せな住まいは、健全で平和な家庭(財政)があってこそです。

 

※1.「民間住宅ローンの実態調査」(国土交通省・住宅金融支援機構)

https://www.jhf.go.jp/files/400350237.pdf

http://www.mlit.go.jp/common/001280466.pdf

 

※2.小林が加盟する (一社)住宅金融普及協会では、マニユフェストである「住宅ローンアドバイザーの誓い」でこのように宣誓しています。『お客様が「借りられる」住宅ローンではなく「返せる」住宅ローンを選択できるよう、お客様に対し住宅ローンに関する条件、リスクなどについて、正確かつ必要十分な情報を提供します。』 日頃の業務に流されがちですが、今一度私自身 顧みたいと思います。