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当たり前のことをきちんとやる。『防水』~ 雨漏り事故を引き起こさないために ~

2019.05.16

 

みなさんは、今住んでいる家が「雨漏りしたらどうしよう・・」と考えたことはありますか?

 

本来 住宅というのは、雨漏りがしては困るし、傾いても困るわけです。つまりは住宅としての根本的な機能が損なわれているような欠陥があってはならないのです。しかし全国的な統計をみると、そのような欠陥を原因とする住宅事故が残念ながら起きているのも事実です。その中で多くを占めている事故が雨漏りなど「防水」にかかわる事故なのです。

 

国土交通省が平成27年にまとめた報告書によると、同省が所管する制度において把握される全国で起きた住宅事故のうち、8割が防水にかかわる事故でした。件数にして2673件。※ この数字がゼロになるように、私たち施工業者はそのような事故が起きないよう、とりわけ防水施工に細心の注意を払っていく必要があります。

 

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※「住宅瑕疵担保保険の保険事故の発生状況」

右の円グラフをみると総事故件数3261件のうち、防水にかかわる事故が2673件であることが示されています。 (住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討委員会報告書資料集(国土交通省・平成27年3月)より)

 

 

私たちリキューが提供する「アールプラスハウス」には防水施工マニュアルがあり、私たちもそのマニュアルにそって施工をしています。(年に数回、アールプラスハウス本部の防水施工管理者が、施工をチェックしに来たりします)

 

いくら「高性能住宅」といっても、住宅のもっとも重要な基本性能のひとつである「防水」が甘かったのでは、住む方が安心して暮らせるわけがありません。このことは、私以上に、現場監督の人間が神経を使っている部分です。

 

先日もリキューの現場監督たちは、静岡県と埼玉県のアールプラスハウス加盟店と合同で、防水施工にかんする自主勉強会を行いました。原則、どこの加盟店でも防水施工マニュアルに沿って施工するわけですが、それが「正しく施工」されていないと意味がありません。この勉強会では、施工中の現場を見て回り、講師として招いた防水施工のスペシャリストからアドバイスを受けるなど、防水施工をより精度高く行うための実地研修と座学を行いました。

 

 

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防水施工勉強会の様子

 

 

雨漏りがしない。それって住宅として当たり前ですよね。

これを読んでくださっている方の中には、当たり前すぎて「何言ってんの?」と思われるかもしれません。でも、我々としてはその当たり前をきちんとやることが、何よりも優先されるものだと思っています。また、住宅会社えらびをされている方におかれては、この「防水」についても、住宅会社にその施工方針を聞いてみるなど、意識を向けられてみるといいかもしれません。

 

 

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