更新日:2026年10月29日
C値は、家にどれだけスキマがあるかを示す数字で、小さいほど気密性が高くなります。現在の国の省エネ基準にはC値の基準値がなく、一般的には1.0以下が高気密住宅の目安とされています。リキューは0.4以下を社内基準とし、気密測定で性能を確認しています。最近お引き渡しした住まいの実測値は、平均でC値0.23前後です。
C値とは?数値の意味と0.8・0.4の違い
C値(相当隙間面積)は、家全体のスキマの合計面積を、延べ床面積で割った数字です。単位はcm²/m²で、数字が小さいほどスキマが少ない家になります。
たとえば延べ床面積100m²(約30坪)の家の場合、スキマの合計は次のとおりです。
- C値1.0:100cm²(はがき約0.7枚分)
- C値0.8:80cm²
- C値0.4:40cm²
- C値0.2:20cm²
同じ広さの家でも、C値0.8と0.4ではスキマの面積が2倍違います。スキマが少ないほど、冷暖房した空気が逃げにくく、計画どおりに換気ができるようになります。
ただし、C値だけで家の暖かさがすべて決まるわけではありません。断熱性能を示すUA値や、換気の計画とあわせて考えることが大切です。
C値の基準・目安・平均はどのくらい?
かつての省エネ基準(平成11年基準)では、地域ごとにC値の基準が定められていました。現在の基準ではC値の項目はなくなり、国としての基準値はありません。
そのため、C値は住宅会社ごとの目標値で比べることになります。一般的な目安は次のとおりです。
- 1.0以下:高気密住宅と呼ばれる目安
- 0.5以下:より高い気密性能
- 0.4以下:リキューの社内基準
C値は、図面や計算では分かりません。実際に建てた家で気密測定をして、はじめて分かる数字です。C値を比べるときは、その数字が「実際に測った値」かどうかを確認するのがおすすめです。
リキューの住まいのC値実測値
リキューでは、建てた住まいで気密測定を行い、結果をお客様にお伝えしています。最近お引き渡しした住まいの実測値の平均は、C値0.23前後、UA値0.41前後です。C値0.1台の住まいも多くあります。
気密は、職人の丁寧な施工で決まる性能です。設計の段階から気密を考え、現場で一つひとつのスキマをふさぐことで、この数字を実現しています。
C値はどう測る?気密測定で確認するポイント
気密測定は、専用の送風機で室内の空気を外に出し、そのときの圧力の差と風量から、家全体のスキマの量を計算します。
C値を比べるときは、次の2点もあわせて確認すると安心です。
- 測定した時期:工事の途中か、完成後か
- 換気口などの開口部の扱い:ふさいで測ったかどうか
気密性を上げすぎるとよくない?負圧と換気の考え方
「気密性を上げすぎると、室内が負圧になるのでよくない」という話を聞くことがあります。
負圧とは、室内の空気が外より少なくなり、外から空気を引き込もうとする状態です。気密性の高い家で排気だけが多くなると、玄関ドアが開きにくくなるなどのことが起こります。
ただし、これは換気の計画で解決できます。リキューでは、給気と排気を同じ量で行う第一種換気を採用し、換気の風量や空気の通り道を設計しています。キッチンの換気扇も、給気と排気を同時に行うタイプを選ぶことで、負圧になりにくくしています。
気密性を高めることと、きちんと換気を計画することは、セットで考えるものです。気密が高いからこそ、計画どおりに空気を入れ替えられる家になります。
施工例のC値と、実際の住まいを体感する
岡崎市で建てた住まいでは、C値0.22cm²/m²、UA値0.44W/m²Kでした。
安城モデルハウスのC値は0.3です。2階リビングやインナーテラスのある大きな空間でも、冬の暖かさや夏の涼しさを感じていただけます。数字だけでは伝わりにくい居心地を、ぜひ実際に確かめてみてください。