80年のメンテナンス。
2017.11.30
物は劣化します。
当たり前ですが、そんなこと。
ですが、劣化しっぱなしでは困りますので、劣化をくいとめたり、
また、劣化しても劣化した部分だけを交換できるようにして、その物全体の寿命を
のばしたりします。それをメンテナンスと呼ぶのでしょう。
考えてみれば、世の中の物はすべてメンテナンスをしながら、その姿をとどめている
といっても過言ではないでしょう。
写真は蒲郡市拾石町でみつけた、名鉄蒲郡線線路の高架下のボルト(写真上のほう)。線路を支える鉄骨を留めるボルト。鉄骨のひょうめんは錆びていますが、ボルトだけは真新しい。
視界をひろげると、鉄路がのっかる土手の石垣は相当年季の入ったものに見えます。
聞くとこの線路は、昭和11年に開通したのだそうです。以来、約80年、この鉄路は何回もの大小のメンテナンスを経て、お客さんをのせた列車を走らるという用途をなしているのですね。
メンテナンスは鉄道だけではなく住宅においても大切ですよ、なんていうことは、これを読んでくださる方に対して、あまりにも当たり前なことをお伝えするようで恐縮なのですが、やはり、住まいというのもメンテナンス如何によって、その寿命の長短がわかれてきます。ただ、住宅のメンテナンスといっても、何をしたらいいか分からない、という部位の多分にあろうかと思います。そんなときはリキューをお役立て下さい。
線路も住宅も続くよ、どこまでも(いつまでも)。
メンテがだいじ。