土地なしの状態から注文住宅を建てる場合は、土地探しから始める必要があります。
しかし、土地の購入から注文住宅の完成まではイメージしにくく、不安に感じますよね。
そこで今回は、西尾市で注文住宅を建てたい方に向けて、土地なしの状態から住宅を建てるまでの流れや土地の取得方法を紹介します。
□土地なしの状態から注文住宅を建てるまでの流れ
土地なしの状態から注文住宅を建てるためには、土地を探して購入する必要があります。
土地探しを行う際はまず、生活イメージの構想から行いましょう。
建てた家でどのように暮らしたいのかを、大まかにイメージします。
例えば、「コンパクトな家を都心部に建てる」、「郊外でのびのびと暮らせる家を建てる」など希望するライフスタイルに合わせた構想をすると良いでしょう。
次に予算と土地を決めます。
住宅ローンを利用する場合は、支払いのシュミレーションをしましょう。
予算の中から土地に使う金額を決め、土地を探します。
住みたいエリアや周辺環境、広さ、金額などの条件全てを満たす土地を見つけることは困難かもしれません。
そのため、事前に優先したい条件を整理してから、土地探しを行うことがおすすめです。
希望する土地を見つけたら購入の申し込みを行い、建てる家のプランや間取りを施工会社と検討して決めます。
住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンの事前審査を行い、住宅ローンの利用条件を満たしているか確認しましょう。
問題がなければ、土地の契約を行います。
土地の購入や住宅ローンの事前審査、建物のプランにかかる期間は、1か月~2か月を想定しておくと良いでしょう。
建物を建築する施工会社と請負契約を行い、建物の仕様を決定した後は、建築確認申請を行います。
建築確認申請とは、建物が法令に違反していないか確認するものです。
建築確認申請を行うと、基本的には建物の設計を変更できないので注意してください。
その後は、住宅ローンの借り入れを行います。
住宅ローンの本審査を通過して、つなぎ融資の借り入れが済むと着工です。
建築請負契約から着工までは、1か月~2か月を想定しておきましょう。
建物が完成したら、完了検査を行います。
住宅ローンの融資が実行されたら、施工会社に工事代金を支払い、建物の引き渡しが行われます。
着工から引き渡しまでにかかる期間は、3か月~4か月を想定しておきましょう。
□注文住宅を建てるために土地を取得する方法とは
注文住宅を建てるために土地を取得する方法は大きく3つあります。
1つ目は、不動産会社が販売している土地(分譲地)を購入する方法です。
不動産会社やハウスメーカーが売主として販売している土地は、開発や分譲されるので、複数の区画が販売されている場合が多いです。
また、道路水や道、電気、ガスなどのライフラインも整備されている場合が多く、比較的購入しやすい土地でしょう。
2つ目は、個人が売り出している土地を購入する方法です。
個人が所有している土地は、仲介業者を通じて売りに出されています。
このような土地は、基本的にそのまま引き渡す現状取引なので、どのような状態で売り出されているかを確認しておきましょう。
一般的には、仲介を行う不動産会社が現状を調査します。
3つ目は、土地を借りる方法です。
土地を借りる場合は、一般的な借地権(普通借地権)だけでなく、50年などの設定された期限を過ぎると返却する「定期借地権付き」土地なども選択肢に入れて検討すると良いでしょう。
□建築条件土地に注文住宅を建てる場合のメリットとデメリット
*建築条件付土地とは
建築条件付土地とは、土地を購入した後に、特定の会社と建築請負契約を締結する条件がついた土地のことです。
必ず契約しなければならないと思われがちですが、契約する会社を限定しているだけで、契約そのものを強制しているわけではありません。
一般的には、請負契約の条件が折り合わなかったときに「一定期間内に請負契約が成立しない場合には、土地の売買契約を白紙解約できる」という特約が付けられています。
*建築条件付土地のメリットとデメリット
建築条件付土地は、土地と建物をセットで販売しています。
そのため、土地の購入から建物の引き渡しまでを1つの会社で行うことになり、契約や住宅ローンの申し込みがスムーズに進むというメリットがあります。
デメリットは、自由に建築業者を選べないことです。
そのため、建築条件付土地を検討する場合は、その会社が建てた建物を見学して、デザインなどが自分に合うかどうか確認した方が良いでしょう。
また、建築プランを決める時期に期限があり、指定の建築業者が得意とする工法に制約があるときは、自由に工法を選べないことにも注意しましょう。
□まとめ
今回は、西尾市に注文住宅を建てたい方に向けて、土地なしの状態から住宅を建てるまでの流れや土地の取得方法について紹介しました。
注文住宅を建てるまでの流れを理解することで、スムーズに進められるでしょう。
また、最適な土地を見つけるためには、希望条件に優先順位を付け、様々な選択肢を検討しましょう。