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西尾市の一戸建ては維持費がいくらかかる?家づくりのポイントもご紹介

マイホームを建てるとなると、月々の住宅ローンの返済金額ばかり考えがちです。しかし、一戸建てで暮らすためには、ローン返済以外にも定期的にかかる費用が必要になります。今回は、西尾市・蒲郡市の一戸建てにかかる維持費をご紹介。維持費を削減するためにできる家づくりのポイントもまとめているので、参考にしてください。

 

西尾市・蒲郡市の一戸建てのコストは定期的にいくらかかる?

マイホームで生活を始めると、以下のようなコストが定期的に必要になります。

● 住宅ローンの返済
● 固定資産税・都市計画税
● 火災保険料・地震保険料
● 水道・光熱費

このような出費以外にも、自治会費などが必要となる地域も。まずは、西尾市・蒲郡市の一戸建て生活で、ローン返済以外にかかる維持費を見ていきましょう。

 

固定資産税・都市計画税

一軒家を取得すると、土地や家屋に対して固定資産税や都市計画税を払わなくてはなりません。固定資産税は、土地や家屋を所有している方を対象として課税され、住宅がある市町村に納めます。固定資産税は、土地や家屋に対して定められた「固定資産評価基準」によって固定資産を評価して価格を決定。西尾市や蒲郡市の場合は、固定資産を評価した価格をもとに計算された「課税標準額」に1.4%を乗じて算出します。

また、住宅を建てる地域によって発生するのが都市計画税です。都市計画税は、市街化区域に所有する土地と家屋に対して課税されます。西尾市の場合は、固定資産税と同様に、課税標準額に0.28%を乗じて算出。蒲郡市の場合は、0.3%を乗じて算出します。

西尾市の固定資産税評価額の平均値は坪単価145,000円、蒲郡市は151,000円ほど。愛知県内の岡崎市(259,000円)や碧南市(175,000円)など、周辺エリアの固定資産税評価額の平均価格と比べると低いことがわかります。西尾市・蒲郡市で一戸建て住宅を建てるなら、周辺エリアに比べて固定資産税や都市計画税を抑えられるでしょう。

参考元:西尾市|固定資産税・都市計画税の概要

 

火災保険料・地震保険料

住宅ローンを契約するためには、火災保険への加入が必要不可欠です。火災や自然災害への備えとしても、火災保険料や地震保険料は定期的にかかるコストとして考えておく必要があります。

火災保険料や地震保険料については、損害保険料率算出機構の資料で都道府県別の統計結果が分かります。2021年度の統計による「2022年度火災保険・地震保険の概況」を見てみましょう。この資料によると、愛知県における火災保険料は平均して約39,724円。地震保険料は約25,991円という結果でした。

参考元:損害保険料率算出機構|2022年度火災保険・地震保険の概況

>>保険料の支払いと支給額はどう決まる?詳しくはこちら

 

水道・光熱費

マイホームで暮らしていくためには、電気や水道・ガスなども必要です。定期的にかかるコストとして具体的に年間いくら必要なのか、ある程度知っておくことで家づくりの予算が立てやすくなるでしょう。

2人以上のファミリー世帯ではどれほどの光熱費がかかるのか、総務省の「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」で確認できます。愛知県の県庁所在地である名古屋市の結果は、以下のようになっています。

【2021年から2023年における年間平均金額】

内訳 料金(1カ月料金)
電気代  130,630円(約10,886円)
ガス代(都市ガス)  73,418円(約6,118円)
上下水道  61,269円(約5,106円)
水道・光熱費合計  265,317円(約22,110円)

名古屋市は電気代や上下水道料金は全国平均以下となっているのに対し、都市ガスの料金は全国2位という結果に。月々の光熱費を抑えるためにも、ガス代を節約できるのが効率的ですが、ガスは料理やお風呂などで使わざるを得ません。できるだけ節約を心がけながら、電気や水道など節制しやすい部分も意識していくのが維持費削減のポイントといえるでしょう。

参考元:総務省|家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2021年~2023年平均)

 

マイホームを維持するためには長期点検・メンテナンスも考慮しよう

このように、一戸建てのマイホームを維持するためには固定資産税や火災保険料など、さまざまな出費が定期的にかかります。しかし、数十年間マイホームで生活をしていくためには、メンテナンス費用など長い目で見なくてはなりません。ここからは、イレギュラーに発生するメンテナンス費用や、災害による修繕費用を確認していきましょう。

 

劣化によるメンテナンスが必要になる

マイホームに長く住めば住むほど、新築時には見られなかった劣化による故障や破損が目立ち始めます。国土交通省の資料によると、築7年から10年で給湯器やキッチン・浴室・トイレといった水回りの機器に故障が出始めます。その後、築10年以降に雨漏りや湿気によるカビが目立ち始めたり、排水管のつまりや電気系統の故障が見られたりするという結果でした。

このようにマイホームに住み続けると、故障や劣化によってメンテナンスやリフォームが必要なケースが増えてきます。築30年間で見ると、室内設備のメンテナンス費用の目安は500万円以上。このほかにも、屋根やベランダ、外壁などにもメンテナンスが必要です。発見が遅くなり大規模な修繕が必要となれば、一度に数十万円と修理費用がかかるケースもあります。そのため、メンテナンスや修繕費用も考慮しつつ、突然大規模な故障や不具合が起きないよう、定期的に点検しておくのがおすすめです。

参考元:国土交通省|中古住宅における不具合の発生状況について

 

災害によってマイホームの修理が必要になるケースも

一戸建て住宅は劣化以外にも、自然災害によって修繕しなくてはならないケースもあります。蒲郡市は、2023年に起きた6月の豪雨による被害が記憶に新しいでしょう。台風2号の大雨で豊川周辺の4地点で洪水が発生。蒲郡市でも洪水警報が出され、一部損壊した家屋が4件ありました。

西尾市の場合、2000年以降に大規模な自然災害による住宅への被害は見られていません。しかし、地震や津波、豪雨や台風などさまざまな災害のリスクは常に考えておく必要があるのです。

南海トラフ地震で予測されている西尾市の最大震度は、愛知県の中でも最も大きい震度7。また、市域の約3分の1は津波によって浸水すると想定されています。大きな河川も多い西尾市では、豪雨や台風による河川の氾濫のリスクもあります。浸水による建物の損傷は火災保険で保証されるケースもありますが、災害によってマイホームが損害を受けるリスクや修繕費用も念頭に置いておくとよいでしょう。

参考元:西尾市|西尾市文化財保存活用地域計画
参考元:西尾市|令和3年度学校安全総合支援事業活動報告「守ろう、支えよう、大好きな故郷」

>>西尾市のハザードマップやエリア情報についてはこちら

目指すべき耐震等級は?

地震が起きた時の修繕費を考えると、マイホームを地震に強くするために耐震性能を高める必要があります。耐震性能の高さを考える基準となるのが、耐震等級です。最大震度7を記録した熊本地震における建築物被害をまとめた資料によると、耐震等級3の住宅は大きな損傷が見られなかったとしています。

リキューでは、震度7でも損傷しにくい耐震等級3が標準仕様です。アトリエ建築家と家づくりを進めるため、高い耐震性能を保ちつつ、デザイン性や住みやすさを兼ね備えたマイホームが実現できます。

参考元:国土交通省|「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書のポイント

>>耐震等級3だと地震保険料が半額に?知らないと損する耐震基準について詳しくはこちら

 

西尾市・蒲郡市周辺で維持費を削減できる家づくりならリキューへおまかせください

一戸建てを維持するためには、毎月定期的にかかるコストだけではなく、長期的なメンテナンス費用も考慮しておく必要があります。そのため、維持費を抑えるためには、家づくりの際に以下のようなことを考えておくのがおすすめです。

● 光熱費が抑えられる省エネ性能
● メンテナンスが少なく住む建材の耐久性
● 定期的な点検をふくむ施工会社のアフターサービス

リキューでは、末永く安心して暮らせるマイホームを目指し、コストパフォーマンスの高い注文住宅をご提案しています。メーカー直発注システムなど徹底的に無駄を省くことで、省エネ性能の高い住宅も手が届きやすい価格で実現。また、高性能な断熱材を使用したり、基礎断熱施工を施したりすることで、住まいを結露から守り、住宅の耐久性能を高めています。

家づくりが終わってからも、安心して暮らしていただくため、最長60年間サポートする「アフターサポートプログラム」が標準仕様。定期的な点検やメンテナンスの計画を行い、お客様の大切な暮らしとマイホームを守るためにサポートしていきます。愛知県西尾市・蒲郡市周辺で、維持費を抑えられる一戸建てを考えている方は、ぜひリキューまでお気軽にご相談ください。

>>西尾市・蒲郡市で安心して暮らす家づくりについて詳しくはこちら

 

著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英 
保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。

 

記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。

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