こうすれば、その土地を買っていいかどうかが分かります ~土地購入で失敗しないために~
2019.01.17
当社にはよく土地をさがされている方が来店されます。不動産屋さんでもらってきた土地資料をもって。
リキューは不動産屋ではないので、土地を直接お売りすることはできないのですが、その土地を買っていいかどうか、をお伝えすることはできます。
そもそも、
家を建てるために土地を買う場合、その土地を買ってもいいのかどうかを判断するのはとても難しいと思います。なぜなら、土地って、見るだけでは 「ほんとにこの土地に、建てたい家が建つのかなぁ。なんかせまいような気がするなぁ・・」 と思えてしまうからです。つまり、建物のイメージが沸かないのです。「60坪の土地買っとけば、家が建つだろう」と。 確かに建ちます。しかし、実際にその土地に家を建てると、意外と土地が余ったりして、そのぶん外構費用※がかかったり、草が生えたり、固定資産税が高かったり・・・します。
そうならないためには―
※外構・・・駐車場のコンクリートや砂利敷き、フェンスなど、建物の外回りの工事全般を外構(がいこう)といいます。
この土地、ほんとに買っていいのかな…
うちの会社に土地さがしの方が多くみえるのは、建物のイメージをつかむためにみえる方がほとんどです。別にリキューで家を建てると決まったわけではない、という方も含めてです。
私は、その土地を買ってもいいかどうかの参考材料にしてもらうために手書きで1/100スケールで土地の輪郭を書きます。そこにうちの会社にたくさんある1/100スケールの建物模型をのせます。すると、どれくらい土地が余るかがひと目でわかります。それをすると多くの方が 「こんなに広くなくてもいいんだ」 「視野が広がった」 といった反応を示されます。
平面ではよくわからない土地のイメージが、
模型をのせるだけでイメージしやすくなります
(あるお客様は先月、これを参考にして土地を買われました)
もちろん、土地を購入する際にはこれ以外にも、(建物を建てる上で)造成工事や水道引込み工事等が必要になるか否かや、建ぺい率や容積率、用途地域等の法令上の制限などを理解してから購入しなくてはなりません。これらの情報は、不動産屋さんに聞けばわかりますが、不動産屋さんはその説明※を契約当日にすることが多いです。(つまり、買う気になってからでないと詳しい説明をしてくれないのが通例です) ※宅地建物取引業法35条に規定された「重要事項説明」がその説明に該当するのですが、その説明は「契約する時までに」説明すればよいことになっています。なので詳しい説明は契約当日にされることが多いのが実状です。買う側からすれば、検討する段階で詳しく説明してほしいはずですが・・・。
あと、土地を買う方が気になるのは「ご近所」。隣りにどんな人が住んでいるのか、ヘンな人はいないか、など気にする方は多いです。
これはうちで建てるお申込みを頂いた方にはなりますが、土地を購入する前に隣り近所を私が訪問し あいさつ程度のお話をすることによってどんな方が住んでいるのかをお伝えするようにしています。ずっと住むわけですからご近所関係は重要ですよね。
いずれにしても、土地を買うというのは後悔のできない大きな決断。予算、法律、ご近所・・・等、なるべく多くの角度から検討した情報を事前に得ることができれば、きっと後悔しない土地購入ができると思います。