幸せな、火入れ式。
2018.09.13
きょう9月13日は大安吉日。
最近は「日がら」を気にする方は少なくなりましたが、
こと建築においては、めでたい行事が多いため、節目ごとに日がらを選ぶ方もいらっしゃいます。
お引渡しを二週間後に控えたS様の建築現場にて、本日、「火入れ式」を行いました。
火入れ式とは古来、炊事場の「かまど」に火を初めて入れる儀式。転じて「生活を始める」節目とされています。
現代においては仕事の都合などで、希望する日がらにお引越し等ができない場合があります。
そんなとき、形式的に「生活を始めた(引越しをした)」とするために行う儀式が火入れ式です。
S様ご夫婦は、1才になるお子さんとともに、きょう「火入れ」をおこないました。
真新しいキッチン、真新しいコンロに鍋を置き、ご主人がお水を注ぐ・・・、そして加熱。
初めてキッチンを使った瞬間です。
数十秒でお湯が沸き(IHなので)、奥様が用意された器にお湯が注がれます。
生活を始めれば毎日の当たり前のことなのに、初めてお湯を沸かすことがとても
特別に思えます。
そして家族3人で乾杯。
私もご相伴にあずかりました。
お家を建てる方にとっては、家が出来あがっていく毎日毎日が記念日なのかもしれません。
その記念日がより幸せな日になるようにお手伝いができれば
私も幸せです。
S様、おめでとうございます。