こんにちは。リキュー広報の原田です。
普段は現場に出ることはあまりありませんが、
お客様とお話しするスタッフや設計士の声を通して、
「リキューの家づくり」をもっと身近に感じてもらえたらと思い、このブログを書いています。
今回は“土地探し”について。
家づくりを考えるうえで、最初の大きな悩みのひとつです。
愛知県で暮らしやすい家を建てるために、
土地選びで押さえておきたい3つの視点をお話しします。
1. 家づくりで最初に迷うのは「土地」
「家を建てたい」と思ったとき、まず立ちはだかるのが“土地探し”。
エリア、価格、広さ、学校区、利便性……条件を並べるほど迷ってしまう、という方が多いのではないでしょうか。
でも実は、土地探しには“正解”がありません。
あるのは「自分たちの暮らし方に合う土地」だけ。
愛知県のように都市と自然が共存するエリアでは、
通勤や通学の利便性を重視する人もいれば、
静かな環境や日当たりを優先する人もいます。
リキューでは、土地そのものを「条件」ではなく、
“暮らしの舞台”としてどう活かせるかを一緒に考えます。
2. 【視点①】土地の「形」より「活かし方」を見る
土地を探すとき、多くの方がまず気にするのが“形の良さ”。
正方形で整った土地が理想──そう思う方も多いでしょう。
けれど愛知県では、整形地ほど価格が高くなる傾向があります。
一方、変形地や旗竿地は価格が抑えられることも多く、
設計次第で想像以上に住みやすくなるケースがあります。
たとえばリキューでは、
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細長い敷地を「光と風が抜ける回廊の家」に
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旗竿地を「通りからの視線が届かない中庭のある家」に
といったように、土地の“個性”を生かした家づくりをしています。
土地は欠点ではなく、設計次第で魅力に変わる素材なんです。
3. 【視点②】「立地」より「環境」を読む
同じ愛知県内でも、エリアによって気候条件や地形は大きく異なります。
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蒲郡・西尾エリア: 海風が強く湿気が多い。塩害や通風対策が必要。
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岡崎・幸田エリア: 朝晩の冷え込みが強く、断熱性能を高めたい地域。
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豊田・安城エリア: 内陸部は夏場の気温が高く、日射遮蔽や通風計画が重要。
こうした地域特性を考慮せず土地を選ぶと、
「風が強い」「湿気が抜けない」「夏が暑すぎる」など、暮らし始めてからの不満につながります。
土地を見るときは、“環境のクセ”を読むことが大切です。
これは、図面やデータだけでは分からない「現地の体感」からしか得られません。
4. 【視点③】「価格」だけで決めない
もちろん、土地の価格は大切な判断基準です。
ただし、安い土地が“お得”とは限りません。
造成費や地盤改良費、上下水道の引き込みなど、
表に出ない費用がかかるケースもあります。
リキューでは、土地購入前に
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給排水やガスなどのインフラ状況
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地盤の強度や造成の必要性
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建築法規や高さ制限の確認
を事前に調査し、建物を含めた総予算の中で最適なバランスを考えます。
「土地だけで決めない」──これが、後悔しない土地選びの鉄則です。
5. 建築家と一緒に土地を探すという考え方
土地探しというと「不動産会社にお願いするもの」という印象がありますが、
建築家が早い段階から関わることで、土地の“ポテンシャル”を見極めることができます。
たとえば、
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日当たりの悪い土地でも吹き抜けで光を取り込む
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狭小地でも視線をコントロールして開放感を出す
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高低差を活かして、プライベートと開放感を両立する
こうした発想は、「建てる目線」で土地を見る設計士だからこそ。
リキューでは、設計スタッフが土地探しから同行し、
**“設計的視点で見たベストな選択”**を一緒に考えます。
6. まとめ
家づくりの成功は、土地選びの時点で半分決まると言われます。
愛知県は地域によって気候や地形の個性が大きく異なるため、
その土地をどう活かすかが何よりも重要です。
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形よりも、どう暮らしに合わせるか
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立地よりも、環境を読むこと
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価格よりも、総予算で考えること
この3つの視点を意識するだけで、
「建ててよかった」と思える家づくりにぐっと近づきます。
リキューは、愛知の土地と暮らしをよく知る工務店として、
“地域の知恵”と“設計の力”で、あなたの理想の暮らしを形にします。