夢の生活?SIIが推進するネット・ゼロ・エネルギー・ハウスと補助金制度
SII(環境共創イニシアチブ)により推進されるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)をご存知でしょうか。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスには、政府による補助金制度を利用することができ、今後はゼロエネ住宅が一般化してくることが予想されています。ここでは、SIIが推進するネット・ゼロ・エネルギー・ハウスと補助金制度について、分かりやすく解説したいと思います。
SIIによるZEHの取り組みと政府による補助金制度
SIIにより推進されるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、消費エネルギーを削減する省エネルギーと、エネルギーを生み出す創エネルギーを目指す住宅のことです。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対する政府の補助金制度は大きく分けて、経済産業省による施主を対象とした「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」と、国土交通省による中小工務店を対象とした「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」の2つがあります。両方に申し込めますが、補助金はどちらかを選んで受けることができます。
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」の給付条件
経済産業省の「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」では、建築主や所有者などの施主が対象となっています。補助金の給付金額は、ゼロ・エネルギー住宅の設備費と工事費の50%以内で、最大350万円が上限となっています。SIIがプラスワン・システムと認める高断熱性能機器の導入や再生可能エネルギーの活用などにより、年間の一次エネルギー消費量が、ネットでゼロになる住宅であることが給付条件となります。応募期間が1ヵ月余りに限られているため、時期を逃さないように注意しましょう。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのことなら住まいのプロに相談しよう
政府は「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」として、補助金制度に多額の予算を投じるようになりました。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスにより、消費する電力を最小限に抑えるなど、省エネ性能を向上させることができます。エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)への理解や、システム導入のための費用が必要となるため、住宅のプロに相談し、より詳しい知識を身につけるのも一つの手です。
まとめ
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを導入することで、消費するエネルギーを最小限に抑えつつ、エネルギーを自ら創り出せる住宅を建てることができます。政府の補助金も活用して、快適な住まいづくりを目指しましょう。