家づくりの本質は“見えない部分”に宿る|性能・コスト・品質を正しく知る
「おしゃれな家」「かっこいい外観」――。家づくりの初期段階では、どうしても“見える部分”に目がいきがちです。
しかし、実際に住みはじめてから本当に大切になるのは、目に見えない「内面」の部分。つまり、住宅性能・コストの仕組み・建物の品質です。
この記事では、家づくりにおける”内側の真実”について、建築家とつくる注文住宅の視点から解説します。
1. 性能|「快適さ」を支える家のスペック
高気密・高断熱は「当たり前」ではない
性能に対する基準や姿勢は、住宅会社によって大きく異なります。
当社では、断熱等性能等級6以上(UA値0.46以下)、気密性能C値0.4以下を基準に、全棟気密測定を実施しています。
換気システムの精度が健康と寿命を左右する
第一種換気システム「澄家(すみか)VS80」を採用。床面給気で空気の循環と清浄性を両立します。
2. コスト|価格に“理由”があるか?を見極める
注文住宅=高い は本当?
標準仕様がしっかりしていれば、コストのブレは小さくなります。
建築家が初期から全体像を描くことで、無駄な追加も避けられます。
ランニングコストに注目すれば、“高性能はむしろお得”
高断熱・高耐久な家は、冷暖房費やメンテナンス費用が抑えられ、長期的にはコストパフォーマンスが高いといえます。
3. 品質|建築中の管理体制と職人の技術
品質は、現場で決まる
設計・監督・職人の連携がなければ、本来の性能を発揮できません。
現場チェック体制と報告の仕組みを整え、お客様にも定期報告を行っています。
品質を高める「細部へのこだわり」
- 丁寧な下地処理
- 正確な断熱材の施工
- 隠れる配線・配管の美しさ
4. 「内面」の整った家こそ、暮らしの幸福度が高い
「冬でも暖かい」「湿気がこもらない」「音が静か」など、目に見えない性能が暮らしの満足度を高めます。
“デザインだけではない価値”を求めるなら、構造や性能にこだわることが重要です。
まとめ|「内面」から整える家づくりを
構造・断熱・施工精度といった目に見えない部分は、後から変えられない。
だからこそ、私たちは“内面”にこだわります。
本質を見抜いた住まいこそ、10年後も「選んでよかった」と思える家になるはずです。