パッシブデザイン
2022.08.11
こんにちは、設計の中瀬です。
今回はパッシブデザインについてです。
パッシブデザイン、アクテイブデザインという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
パッシブデザイン(Passive design)、アクティブデザイン(Active design)、Passive=受動的、Active=能動的という意味があります。
パッシブデザイン ・・・
自然や環境のエネルギーを利用するよう設計し、エネルギー消費を抑え、快適な環境をつくります。
冷暖房設備に頼らず、太陽光や自然風などの自然エネルギーを利用します。
アクティブデザイン・・・
冷暖房設備、給湯器、照明器具を用い、快適な居住空間をつくります。
先進技術のエネルギーを利用します。
パッシブデザインの設計ポイント・・・
断熱
建物の構造や材料を工夫し、外気温の影響を受けにくく、夏涼しく、冬暖かい環境をつくります。断熱性と気密性に優れ、室内の温度を一定に保ちます。
日射熱
季節毎の太陽光の日射角度の違いを考慮し、冬の日射を室内に取り入れ、室温を高めます。
日射遮蔽
カーテンやブラインド、すだれ、庇や軒、落葉樹等で、日射を遮り、夏涼しく過ごせるようにします。
昼光
室内に自然光を取り入れ、日中、太陽光で明るく、電気代の節約ができます。窓や吹抜等の工夫によります。
自然風
エアコンをつけずに快適に過ごせ、室内の換気も効率よくできます。
風向きを考えた窓の設置、吹抜等によります。
パッシブデザインでは高断熱、高気密が重要になります。
パッシブデザインで快適で、省エネルギーな住環境をつくることが出来ます。