暮らしのアイディア「土間リビングのある暮らし」
2022.08.09
日本の古き良き田舎の家には、当たり前のようにあった「土間」。土足のままあがれる土間は、家族や近所の人が憩うコミュニケーションの場でした。近年、そんな土間を「土間リビング」という空間にアレンジし、注目を集めています。今回は、土間リビングのメリット・デメリットをご紹介します。
土間リビングのメリット
土間リビングのメリットは、さまざまな用途に対応できること。コンクリートやタイルで覆われた土間リビングは、汚れが気にならず掃除が楽ちんです。そのため子供やペットが自由に遊べる場にしたり、自転車やバイク、アウトドアグッズなど室内に持ち込みたくないものの収納スペースとしたりと、家族のライフスタイルに応じて柔軟に活用できます。
また土間に使われるコンクリートは熱伝導率が低いため、夏場でも涼しく過ごせます。エアコンに頼らない自然の涼しさで、家族みんなの心地良い憩いの場となるでしょう。
土間リビングのデメリット
土間リビングのデメリットは、土間の構造上、段差ができてしまうことです。土間は名前の通り、土の上に作られます。部屋の床は基礎工事の上に設けられるため、段差が生じてしまいます。高齢者のいる家庭では、行き来の際は転倒のリスクが上がるため注意が必要です。
また夏場は涼しい分、冬場は冷えやすくなります。石油ストーブや暖房器具を設置して暖かく過ごせる工夫が必要です。
土間リビングで家族の憩いの場をつくろう
今回は、土間リビングのメリット・デメリットをご紹介しました。土間リビングは、小さな子供から大人、ペットまで、皆が自由に過ごせる憩いの場となります。汚しても掃除が楽なので、使い道は無限大。日本家屋の古き良きスペースを見直し、土間リビングを楽しむ家づくりを検討してみてください。
家づくりや間取りについてご希望がある方は、ぜひリキューへご相談ください。ご施主様とご家族のライフスタイルに合わせて、経験豊富なアトリエ建築家がご提案いたします。