図面から読み解く家づくり ~平面図 面積換算編~
2020.09.07
こんにちは!畑瀬です。
前回、「平面図 名称編」で平面図の中の英語の名称や略語を説明させて頂きました。
今回は、「平面図 面積換算編」ということで、㎡や坪、帖などで表されている面積の計算方法を説明させて頂きます。
家探しをしていると、部屋の広さの表示はたいてい『平米(㎡)』で表されています。これは公正取引協議会で不動産物件のチラシでは、家の広さは平米(㎡)で表記すると決められているためです。
部屋の広さなどは畳で表示されている方が、なじみがあり、分かりやすいという方が多いのではないでしょうか。
基本的に公正取引協議会で『1帖(畳1枚)=1.62㎡』と定められております。これをもとに部屋の広さを「㎡」と「帖」で比べてみましょう。
《LDK》
・24.3㎡=15帖
・29.2㎡≒18帖
・3.24㎡=20帖
《寝室》
・16.2㎡=10帖
・12.9㎡≒8帖
《子供部屋》
・9.7㎡≒6帖
・7.3㎡≒4.5帖
また、土地の広さを坪で表す場合もあります。
一坪を平米(㎡)から畳に換算すると、一坪≒3.30578㎡になるので、
『1畳(帖)=1.62㎡』の基準を利用すると、『1坪≒2畳(帖)』となります。
ほかにも豆知識として、先ほど基準として『1帖(畳1枚)=1.62㎡』とご説明しましたが、地域や住まいによって、畳のサイズが変わる場合があります。
代表的な4種類をご紹介します。
《中京間》…名古屋や岐阜をはじめとする東海地方で利用されています。
畳サイズ:1,818mm×909㎜≒1.65㎡
《江戸間》…関東をはじめ東北や北海道など全国各地で利用されています。
畳サイズ:1,758㎜×879㎜≒1.54㎡
《京間》…京都の町家などをはじめとする関西地方で利用されています。
畳サイズ:1,909㎜×955mm≒1.82㎡
《団地間》…アパートやマンションなどの集合住宅で利用されています。
畳サイズ:1,697㎜×848㎜≒1.44㎡
一口に「畳(帖)」といってもサイズに違いがありますので、検討中の物件やお住いの畳サイズを確認してみることで、より正確な広さを導き出すことが可能となります。
ご参考までに頭の片隅に入れていただけると幸いです。
それではまたの更新をお楽しみに~‼
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