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RIKYU HOUSE

REPORT

「住宅展示場では教えてくれない本当のこと」 という本を買って読んでみた。

2018.12.20

小林です。

 

このまえ本屋さんでフラフラしていたら、こんな本に出会いました。

 

「住宅展示場では教えてくれない本当のこと」 という本。

 

家づくりのハウツー本はいくつも読んだことがありますが、この本のタイトルが面白く感じたので思わず買ってみました。

住宅展示場では教えてくれないことって何だろう・・・。

 

IMG_2864

 

この本の著者は、澤田さんという岐阜県にある工務店の二代目。

お父さんはたたき上げの職人で、作る家は昔ながらの漆喰(しっくい)壁の和風建築。

しかし、代替わりをした際、著者は、工業化住宅こそがこれからの住宅と信じ、ハウスメーカーがよく使う新建材を多用した自宅を建てました。

ところが、その自宅は夏とても暑く、エアコンは常に最低温度。冬も極端に寒く、窓は結露でベトベトの状態。

家がカビだらけとなり、結局、築7年でリフォームをしたのだそうです。※工業化住宅・・・家一軒分の大半を工場で作り、現場での施工手間を極力減らした住宅。大手ハウスメーカーが採用する住宅生産の形態であり、プレハブ住宅ともいう。

使用した建材はすべて、(強度にしても、含有する化学物質にしても) 「国が認めた」 ものを使っているのに、なぜこれほどまでに短命なのか。著者は各方面から調べた結果から、こう断じます。

 

「“国が認めた”資材や工法は、住まい手にとって本当に良いとは言えず、むしろ不利益なほうが多い。それでも国が認め続けるのは、日本の国が、権力のある大手メーカー主導の構図になっているから」 だと。その理由のひとつとして、

 

「大手ハウスメーカーやそれに資材等を供給する企業には、国土交通省等官僚の天下りが多数存在しており、その構図が、日本の住宅業界をメーカー主導のものにしている」ことを挙げています。さらには、決して長寿命とはいえない建材に国のお墨付きを与えるのは、これから先細っていく住宅需要の穴埋めをするために「リフォーム需要」として出現させるためであると。こうしたことから著者はこう結論づけます。

 

「住宅業界は、早く壊れる家を造りたい」

 

早く壊れる家を造りたい!?

確かにそんなことを住宅展示場で教えてくれるわけがありません。

 

こんなふうに書くと、さもこの本がハウスメーカー批判だったり、国の住宅政策批判が主旨のように思われるかもしれませんが、それよりも、「どのようにしたら、長寿命で快適な家が造れるのか」ということに主眼をおいてこの本は書かれていました。

 

それは私が働く会社・リキューが考える家づくりと通底する部分がいくつもありました。たとえば、家の断熱効果を上げるために、気密処理をした基礎断熱を用いること。また、気密性が高いほど断熱効果も得られること。また、地盤改良工事時においては、将来的に資産価値を落とすリスクのある工法は極力用いないこと、などなど。

 

ただ、

いい本なのに唯一残念なのは、この本の後半が著者が開発した住宅の宣伝の色合いが強かったこと。

(ま、それはさておき)

健康で長持ちする住宅というのは、国が認めているからいいのではなく、大資本の企業ブランドがついているから安心なのではなく、

どれだけ本気でそういう家を作ろうとしているか、その会社の姿勢によるものなんだなと改めて実感しました。

同時に、私が働く小規模な建築会社であっても、お客様が一生住む家を造るという責任の下、絶えず勉強と工夫をしていかなくてはいけないなと感じさせられた本でした。

 

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