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RIKYU HOUSE

REPORT

あヽ 鉢地峠

2018.03.15

リキューが事務所を置くこの蒲郡は、三方を山に囲まれた地形である。

蒲郡市外にでるときは、海辺の道を通る以外は、数百メートル級の山を越える必要がある。

 

―岡崎市本宿(もとじゅく)。ここ最近、私の担当させていただく現場は、この本宿が多かった。 蒲郡から本宿へ行く場合、ルートとしては主にふたつあり、県道73号(通称オレンジロード)と国道473号線のどちらか。時間帯にもよるが、私は本宿へ行く場合は国道473号を使うことがほとんどだ。理由は、「リキュー事務所から本宿へ最短距離で行けるから」。ただそれだけなのだが、この道、なぜかおもしろい道なのだ。

 

国道473号。通称・鉢地峠道(はっちとうげみち)。

蒲郡市と岡崎市の境が鉢地峠と呼ばれるが、蒲郡の人は(とくに年配の人は)この峠を新箱根とよぶことがある。

かつて、蒲郡が観光地としてにぎわっていた時代(昭和期)、蒲郡の山間部は観光開発が盛んだった。日本随一である観光地・箱根にあやかろうとこのあたりを「新箱根」と名付けたのだとか。

昭和30年代には、蒲郡-本宿を結ぶ路線バスもあったらしい。

 

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この写真は、岡崎市役所のホームページに掲載されていた写真。外国製のバスを走らせたり展望台をつくったりと、この「新箱根」が、観光道路として活況を呈していたことがうかがえる。

 

それから半世紀ほど経ったいま、この峠道、

かつての賑わいのおもかげはないものの、またちがう魅力がある道だと、私はハンドルを握りながら思うのだ。 

道沿いに点在するラブホテルの看板の独特な雰囲気。狭い片側1車線であるにもかかわらず大型車両が行き交う無謀さ。市境にある「鉢地坂トンネル」の、ちょっとでも道路中央に寄ろうものなら対向車のドアミラーに接触してしまいそうな狭さ・・・

端正に整備された道路より、高速度でいけるバイパスより、私はこんな道に愛着を覚える。

 

このほど、本宿での新築現場が完成し、お引渡しを終えた。

鉢地峠道を通ることが今後は減るが、また通ってみたい道である。

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峠道入り口。(蒲郡側) 先に見える電光板には常に 「この先、落石注意」の文字が光っている。

 

 

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半世紀前とちがい、今は大型バスではなく、大型トラックが我が物顔で走る。

 

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この峠道の象徴ともいえる「鉢地坂トンネル」。 夜通るには精神力が必要。

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